tnlabo’s blog   「付加価値」概念を基本に経済、経営、労働、環境等についての論評

人間が住む地球環境を、より豊かでより快適なものにするために付加価値をどう創りどう使うか。

「あけぼの」と「おおむらさき」

2011年05月07日 14時50分31秒 | 環境
狭い我が家の庭にも、花の季節がやってきています。

 


 庭の東の端と西の端に、毎年「おおむらさき」が咲きます。両方とも大紫ですが、色が違います。東のほうは色の濃いおおむらさきで、西のほうは「あけぼの大紫」とも言われるピンクの花びらの種類です。

 図鑑などで見ると、両方とも「おおむらさき」と出ていて、色違いという事のようです。我が家のピンクのおおむらさきは、時に本家返りか、一枝だけ濃い色のおおむらさきの花をつけたりしますから、矢張り同じ種類のものだなと思っていました。

  毎年、ピンクの花のほうが1週間ほど先に満開になります。例年ですとゴールデンウィークには遅いほうの濃いおおむらさきが満開になるのですが、今年は、開花がかなり遅れていて、今日(5月7日)現在、ピンクは満開を過ぎましたが、濃い紫のほうは、つぼみが膨らんだところです。

 この、濃いおおむらさきは、以前は庭の真ん中にあって、我が家で最も注目を集める木でした。毎年素晴らしい深い色の花を咲かせ、「お宅の枝を挿し木にしたい」などといわれたものでした。
 ところが都合で、庭の東の端に植え替えてから、何となく元気がなく、色も淡くなって花つきも悪く、花自体が小さくなった様に思われました。

 矢張り、花も、みんなから注目されないといい花を咲かせる気にならないのかなどと考えて、根元の土をやわらかくしたり、肥料を埋め込んでやったりしているうちに、だんだん元気を取り戻してきています。
 これから満開の時期を迎えますが、大きな濃い花を一杯に付けて呉れるように願って、見守りたいと思っています。(写真は昨年のもの)

 大震災の被災地でも、健気に咲いている花の写真が映し出されます。人間と花の間にも、お互いに励まし、励まされる関係があると感じながら見ています。