司法書士内藤卓のLEAGALBLOG

会社法及び商業登記に関する話題を中心に,消費者問題,司法書士,京都に関する話題等々を取り上げています。

会社法の研修会

2005-07-28 23:08:52 | 会社法(改正商法等)
 滋賀県司法書士会の会員研修会に講師として招かれ、「平成17年商法改正、新『会社法』の要点」をテーマにお話することになった。8月27日(土)大阪にて、近司連研修会「会社法の要点」(講師 北村雅史京都大学教授)があり、それを踏まえて、実務家の視点から、というもの。近司連共催。

日時 平成17年9月10日(土)13:30~17:30
場所 滋賀ビル(JR大津駅前)
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LLPと不動産登記(通達)

2005-07-28 17:50:00 | 会社法(改正商法等)
 「有限責任事業組合契約に関する法律の施行に伴う不動産登記事務の取扱いについて(通達)」が発されている。

①LLPは法人格を有しないため、その組合財産について、LLP名義の登記又は組合員である旨の肩書を付した登記はすることができない(したがって、組合員全員の共有名義となる。持分の決定は問題だが。)。
②出資による所有権一部移転の登記の場合の登記原因は、「平成○年○月○日 有限責任事業組合契約に関する法律第3条第1項の出資」とする(なるほど。LLP所有であることが明示できる。)。
③法第74条の規定に基づく共有物分割禁止の定めに関する登記は、「特約 有限責任事業組合契約に基づく共有物不分割」とする(第三者から売買等で取得した場合には、この特約を登記することによりLLP所有であることが明示されることになる。)。
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藁の上からの養子

2005-07-28 14:52:10 | いろいろ
 藁の上からの養子(まったく他人間の実子として届出されること)のケースで最高裁判決が最近出ている。

http://courtdomino2.courts.go.jp/judge.nsf/dc6df38c7aabdcb149256a6a00167303/b965428d39e0e95f49257046001cbcab?OpenDocument

 藁の上からの養子に相続権を認めたものではないが、遺言者の意思の合理的解釈として遺贈の効力は認められるとするもののようた。

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