Altered Notes

Something New.

外務省のチャイナスクール生が日本を貶める

2021-01-29 16:40:00 | 国際
アメリカ国務省が中国政府に拠る新疆ウイグル自治区での民族弾圧の動きを「ジェノサイド(大量虐殺)」と認定したことを巡って外務省の担当者は1月26日の自民党外交部会で「日本として『ジェノサイド』とは認めていない」という喫驚するような認識を示している。

新疆ウィグル自治区で日常的に行われている中国政府に依る非人道的な行為を念頭に置くならば「ジェノサイド」という認識は普遍妥当性があるだろう。しかし外務省の官僚はそうは考えない。

なぜか。

彼らはチャイナスクール生だからだ。
チャイナスクールとは何だろうか?

外務省の若手が中国・北京に留学して帰ってくると、しっかり骨の髄まで支那漬けの親中派になって帰ってくるのだ。

なぜか。

ハニートラップに引っかかるからだ。官僚になるようなお坊ちゃんは東大進学の為に一切の遊びを退けて勉学一筋である。当然男女関係については素朴にピュアである。そんな坊やが北京へ留学したら目も覚めるような絶世の美女と自然にお知り合いになれる(!)ばかりか深い仲(!!)になってしまう。(*1) 人間(男)の本質的な弱みを知り尽くした中国四千年の歴史が紡ぎ出す孫子の兵法に則った罠(トラップ)である。

ハニトラについては当ブログでも先ごろ記事にしているので参照されたい。

中国はハニトラで日本人を籠絡する


外務省にはこうしたハニトラという形で支那漬けになった官僚(チャイナスクール生)が少なくない。それだけ中国が日本という国の中枢にまで侵食してきている事を如実に示す事実だ。深刻な事態である。それでも安倍政権の頃はもう少し雰囲気は変わっていたのであるが…。元々中国畑でやってきた人でも、例えば現在の駐中国日本大使である垂秀夫氏のように中国に対して強い立場を取れる人達が力を持ってきたのだが、菅政権に替わってからまた昔のチャイナスクール生が復権してきているようである。これは非常にまずい状況と言える。


冒頭のウィグル問題だが、外務省の中にもこのウィグル問題を正しく理解している人は存在する。元々チャイナスクールで中国語を学習していた人の中にも独学でウィグル語を勉強する人も居るのだ。ウィグル語はトルコ語系なので中国語とはそもそも系列は違うが、それでも中国を把握する上で必要だと考えたのだろう。ウィグル語を相当程度習得して現地の言葉も聞き取れるし資料も読める、というレベルの人もいるのだ。なので、外務省の中にも本当の実態を知っている人は”居ないわけではない”のである。…であるにも関わらず、それが外務省や日本としての総意にならなかったのは甚だ遺憾に思うところだ。

せっかく眼前の大問題に詳しい人たちが居るのだから、彼らを上手く組織して真の実情を日本の中でも明らかにしていくチームを作れるようにしていただきたいものである。


従前から「ハニトラ」「ハニートラップ」と記し続けているが、これは常に「中国→日本」の一方通行である。中国が日本人をはめる常套手段、ということだ。ならば、日本は中国人にハニトラを仕掛けないのだろうか?

正にこの件で作家の竹田恒泰氏が総理時代の安倍晋三氏に質問したところ、まず日本側は中国人に対してそれ(ハニトラ)を「やってない」ということだ。日本側が中国大使館員をハニトラにかけることはない。

なぜか。

その理由は「中国の大使館員は大使館外で飲食しないから」ということだそうだ。そもそも中国大使館員は大使館内で居住しているのである。外へ連れ出してどうこうすることがそもそもできないのだ。さらに言えば、中国は普段からハニトラを外国人を籠絡する手段として普通にやっている連中であり、自分たちがハニトラに引っかからない対策はちゃんととっている、ということなのである。


日本の外務省の若手が北京へ行けば100%ハニトラに引っかかりチャイナスクール生になって帰ってくるのである。だが、その一方で日本に留学しに来ている中国の外交部の連中は決して「親日」にはならない。現在の外相である王毅氏は日本留学経験もあり、日本の事を詳しく知っているにも関わらず日本に対して平然と暴言を吐いて叩きまくるのであって、ジャパンスクールのようにはなっていない。それはもう、全然なっていないのだ。つまり国家間の有り方として全く等価関係にはなってないのである。

こうなったら、日本の外務省の官僚はハニトラにかかったフリをして嘘の情報を流すとか、そのぐらいドラスティックにやらなければ駄目だろう。それぐらい気骨のある男(漢)は官僚の中にはいないのだろうか。


中国が仕掛けるハニートラップは日本だけの問題ではない。実はアメリカ人やヨーロッパ人も引っかかっている。しかも…日本人向けとは比較にならないほどの額のお金も流れている。それに対して日本人は安い額のお金と美女を与えられただけで完全に中国の下僕になってしまう。実に情けないことこの上ない。官僚がボンクラなおかげで日本という国全体が脅威に晒される訳で、マジで大迷惑なのである。


国際社会の中で考えた時に日本人の最も駄目なところは・・・
「義理堅い」
「律儀」
なところである。

もちろん義理堅く律儀であることは人として大事なことであり、それ自体が悪い訳ではない。しかし国際社会の、しかも日本に悪意を持つ国に対しては場合が違う。
ハニートラップでいい思いをさせてもらうと官僚などの日本人は「世話になった」と思って中国に義理堅くなってしまうのである。個人的な都合で日本という国を勝手に売ってしまわれては困る。これが最低かつ阿呆なところであり、中国につけ込まれる最も駄目な弱点である。

欧米人の場合はどうだろうか。

欧米人は厚遇されて良い扱いを受けても、そんなもの屁とも思っていないのでハニトラは思ったほど効果を発揮しないのである。非常にドライであり、「金の切れ目が縁の切れ目」のようにはっきりしている。しかも欧米人の場合、日本の官僚や政治家に比べたら桁違いの大きな利権を中国から与えられているのだ。しかしそれが少しでも切れた瞬間に突然中国批判を始めたりするのだが、日本人はそういうことができないのである。

なぜか。

義理堅いからだ。(虚笑)

ハニトラに引っかかっていくばくかのお金を貰ってしまったら、もうそのまんま恩義を感じて北京に忠誠を尽くすポチになってしまうのだ。国家レベルの問題に直結するだけに深刻な大問題であり情けない次第だが、これが日本人の国民性というものかもしれない。これは中国から見れば「ハニトラにかけがいのある国民性」であり「コスパが良い」ということになる。実際、安いコストで親中派が簡単に作れてしまうので中国人の間では「日本人はちょろい」というのが定説になっている。


なにしろ、外務省チャイナスクール生は中国で完全にやられていると考えて間違いない。本当に間違いない。



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(*1)
もちろん全部中国が仕組んだ罠である。一見したところ、諜報活動とは無縁のように見える女性に弱みを握られてしまうのである。実に嫌らしい手法である。