綾野剛のイメージをぶち壊す体当たりの演技を見て、彼に対する印象ががらりと変わった
発端は「覚醒剤130キロ、大麻2トン、拳銃100丁」と帯巻きされた講談社文庫、
北海道警察の元警部稲葉圭昭が書いた「恥さらし 北海道警 悪徳刑事の告白」だ。
現役の警部として道警史上初めて覚醒剤使用で逮捕されたツワモノだ。
その後、懲戒免職、覚醒剤取締法違反、銃刀法違反で懲役、9年の刑期を満了する。
柔道で鍛えた体で、S(=スパイ)たちを手なずけ、すすきのでのし上がり警察内の点数を稼ぎまくる。
でっちあげ、やらせ逮捕、おとり捜査、拳銃の購入、麻薬の密輸などなど。
拳銃(チャカ)を挙げるために、歪んだ正義がはびこっていく。
事件が生々しいゆえ、撮影は北海道で行えず、三重県四日市の桑名で敢行されたという。
当初、映画化は不可能といわれた所以だ。
Sの一人、黒岩役の中村獅童とのコンビが面白い。
ところで、題名の悪い奴らだが、
モデルの著者は刑務所に入ったとはいえ、本当に悪い奴らはいつも高見にいる。
沈黙の組織の怖ろしいこと。
子供の頃は、大人は警察は先生はみんな聖人君子の偉い人間だと思っていたよ。
ところが現実はどうだ。
地上波のドラマに骨太を求められなくなって久しい。
だが日本映画、まだまだ捨てたもんじゃない。
それにしても、獅童はともかく、綾野のやくざ紛いの衣装は、まるで浅草やくざそのもの。
それがまた格好いいから憎いね。
昭和ノリたるジーを感じさせる作品は、6月25日から全国一斉ロードショー。
【はなみずきリアルな悪は上を向く】哲露
さてはて、流感後、気力体力がガタ落ちだわさ。
次男の入学式の帰路、精をつけるために立ち寄る。
勝海舟や龍馬も通ったといわれる老舗、やっ古だ。
日本の鰻は何年ぶりだろう。
甘すぎず、濃すぎず、あっさりといただけれるタレは俺好み。
ステンドガラスの大正モダンの様式はじつに落ち着く。
老舗だがランチは庶民派だ。
気っ風のいい女将さんから笑顔の祝いももらった。
さて、次回も日本映画を推しやす
ちょっとお疲れ気味にお見受けしましたので、うなぎ、良かったです。
はなみずき、偶然でしょうか?
春研お疲れ様でした!
最近、結構疲れてるって言われんですよね。やっぱり仕事変えたほうがいいのかな。
ハナミズキ、感化されて使いましたよ(笑)