週刊浅草「江戸っ子瓦版」 -のんびりHiGH句な日々-

文学と食とRUNの日々を、PHOTO5・7・5で綴るエッセイ♪

大都会を走る! TOKYOマラソン2011

2011年02月27日 | ★江戸っ子エッセイ★

         車椅子の選手が速い   
         雷門前先頭集団
    群集
         
2月27日(日)。
今日は「TOKYOマラソン2011」。
9時5分に車椅子スタートを皮切りに、号砲が鳴った
筆者はこれで3年連続で落選。
東京以外に居住すれば当たりやすいという。
来年は本気で他県の友人に頼み、陸連登録してから応募してみようかしら・・・

ということで、2011も残念ながら浅草から観戦のみ。

冒頭の写真でご覧のように、雷門前は声援を送る大衆で埋め尽くされている。
およそ2時間前にはまだガラガラの状態だったんだ

       7時50分頃の雷門

普段の日曜も混むが、たった数時間でこんなに風景って変わってしまう。
町に対してヒトの受ける印象も、こんなふうに紙一重で三者三様なんだろな。

さて、すでに放映後・・
優勝は珈琲の産地エチオピアのメコネン選手おめでとう
日本人最高位は、見事3位の市民ランナーの川内選手。
記録も日本人最高の2時間8分37秒というから、陸上世界選手権内定も当然だな。
おめでとう

       川内選手他、第2集団

女子はロシアのアリョソワ選手が逆転優勝
日本人最高位は2位のワコールの樋口選手。
渋井選手は最後の3キロで失速、ちょいと身体が重そうだったし、足も無駄な肉がついていた。しかし、2年ぶり調整不足でこの走りはさすが。これからがまた期待できそうだ


         渋井選手のいる集団                 左緑色が渋井選手

            金龍の舞

 
 
 
                    女子選手たちが速い、速い・・

今年も抽選漏れで走れなかったが、ランニング日誌は続けるのだ。
お日さまと一緒に起きて、今朝も6時半~隅田川RUN。
完成間近のスカイツリーを数枚収めながら、川沿いを軽快に抜けていく。
前日は梅見句会、帰宅後も入選漏れの憂さ晴らし、酒、酒、酒・・・
結局2時まで黒霧島を呑む

こりゃー走らなきゃってことで、この日は14kmを軽く流す
体はすぐにあったまるが、早朝手先はまだまだ冷えた。
でも、不思議と、心技体、絶好調

   桜橋の梅の木から 
                屋形舟の杭からカモメが・・ 


  「東京を 我がもの顔やRUNRUNRUN」
                                                
    海光

2012年はやっぱり、そろそろ、走りたいなぁ~~

どうか2010年の秋、抽選に当たりますように

2011年2月27日現在 313,2km走破 

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梅山と蕎麦湯と写俳の午後

2011年02月26日 | ★全国蕎麦屋飲み好き連★

      枝垂れ梅
      三叉の花

2月26日(土)。
ぽっかぽかの私鉄沿線にある里山の休日。
すっかり恒例となった、東急東横線沿いの「大倉山」へ梅見吟行に出向く

   

その後、商店街にある新幹線の高架下に佇む、蕎麦屋とみ田さんに今年もお邪魔した

全そ連句会ですっかり定着、人気となった「Photo575」。
ライブ感が欲しいという会長の意見を取り入れ、何か方法はないかとひとしきり思案。
筆者がひらめいちゃいました
いまやほとんどの方が持っているケータイ写メ。
コンビニで、赤外線通信で送ると簡単にプリントアウトできるんだ。
スゴイ時代だ
普段は機械化についていけない性質なんだけど、こういうものは頭をひねると便利に使いこなせるものんだな。
皆さん、撮影に、セレクトに、結構、はしゃいでました~

ということで、吟行風景と、俳句と写メの組み合わせ、お楽しみを・・・

         天賞

      「梅くぐる 園の陽射しや春近し」 酔徹

             地賞

       「梅舞台 主役になれる華一輪」 浜女

       人賞

       「酒翁 たたずみ見入る梅烏」 鶴輪

                 Photo賞

      「少女にも いずれ巡るか春の愛」 草露

                 勢いがある写真ですな    

      「午後の日に 木洩れ日照らす梅の花」 恋狼

                 大きな口から牙がおそう

      「旨そうだ ワシにも寄こせ梅見酒」 海光

                 梅の老木の憂鬱    

       「うるさいぞ ウトウトしてた梅の山」 海光

「写俳」。
酔徹大兄から「Photo575」の新しい命名の提案があった。
一同、思わず頷いて、特許申請だ、なんて盛り上がる。

 
    

鴨ロース煮。噛むたびに、冬の鴨がもつ上品な脂の滋味が広がる贅沢で豊かな食感。
海老しんじょは外はパリッと、中はジューシーなエキスに海の香りを楽しめた。
大振りのゴボウの天ぷらは重厚感あり、繊維の一筋一筋から里山を丸ごと食べるよう。

「〆張鶴」のぬる燗酒でそれら蕎麦屋嗜好のつまみを流し込む
陶器入りの蕎麦焼酎「仁右衛門」の蕎麦湯割りは、ダブル蕎麦の効果で、そば殻の香りも芳醇、舌に滑らかな優しい午後を演出してくれた

お蕎麦も、黒いそば殻が残りながら、二八のようなつるっとした喉ごしでいくらでも啜れそう。
やや甘めの汁だが、しつこい甘さでなく、ダシとかえし、醤油がほどよいバランスで蕎麦に合ってる。

大倉山のとみ田さん。
3時~19時まで長時間、そっと飲ませてくれて、素敵な心意気です。
ありがとう。ご馳走さまでした。

話しは尽きず、二次会へ・・

さて、次の全そ連は、4月2日(土)の隅田川水上バス~公園、もつ焼きのコース。
3月中には、待望のスカイツリーも完成の予定とのこと。

皆さん、お楽しみに  

2011年2月26日現在 299,2km走破  

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至福の豆大福

2011年02月23日 | 呑み屋探訪(池袋、大塚界隈)

     赤えんどうたっぷり豆大福

  「薄もちに 包まるあんこ二個目かな」
                                      海光

久しぶりに和菓子の話
地元浅草には和菓子屋も大福も数多くあれど、豆大福と云えば、我が家のリクエストNo.1は音羽の群林堂さん。

調べてみたら、大正五年からのご商売だそう
老舗だ。

ひっつかないように片栗かな?白い粉がふられた豆大福は、もっちり噛み応えある東北米を使用。米本来の甘さと香りを楽しめる。
赤えんどう豆が惜しげもなく使われた大福餅から、富良野の素朴で広大な畑の光景が目に浮かぶよう・・
そして、もう一方のメインであるあんこ。
北海道の小豆が、本来辛党の筆者が頷くほどに絶妙の過ぎない甘さと塩加減で煮込まれて、ひと粒ひと粒の食感も味わうことができる。

なんせ、このあんことえんどう豆の量の多さは半端じゃない。
きっと高度な匠の技で包まれた餅の薄さが、贅沢な美味しさの秘訣なんだ。
まさに、長年の商売から培った和菓子職人の技

甘党のひとには、なおのこと上品で、納得の大福なのでしょう。

ふんだんに入った赤えんどうにあんこ。このボリュームで157円は立派。
この旨さは一度と云わず、二度三度と味わう価値大です

筆者の長男が受験と言う事で、福をもらいに、豆大福を五個買い。
五買う、合格と願掛けしてみました

お後がよろしいようで・・・

    

オレンジのオリジナルの包みでお持ち帰り。
午前中から絶えないお客さんの列。
並ぶ時間も至福の時が待ってればこそ・・・

      
          講談社新旧ビル             カッパの光文社
     鳩山邸

群林堂さんの目の前は、大手出版の講談社。並びはやはり音羽グループの光文社が立ち並ぶ。カッパとワニ、よく間違われるんです
少し歩くと、最近何かと話題のあの元総理の御殿が見学可能。

角を入れば、茗荷谷に続く坂道。
閑静な住宅地は有名な歌舞伎俳優の邸宅もある。
山の手を散策がてら、下町価格の大福を買いにって、ちょいと粋じゃござんせんか


     

◇護国寺「群林堂」◆

東京都文京区音羽2-1-2
03-3941-8281
http://www.wagashi.or.jp/tokyo/shop/1002.htm

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立春過ぎて・・・

2011年02月20日 | ★江戸っ子エッセイ★

    大川の白梅

   「白梅と 競うとばかり雪が舞う」
                      海光

節分、立春と過ぎて、暦の上では春の到来を待つばかり。。
各地では梅便りもちらりほらりと聞こえてきた。
なのに、なのに・・・

ここんとこの低気圧の影響っていうんですか、積もるばかりの雪や雹、霰が続いた。
二月ってやっぱり寒さが一年でもっとも厳しい季節なんですな。
暑さ寒さも彼岸までと、昔のヒトはよく言ったもんです。
暖房や冷房設備の整っていなかった時代だからこそ、肌感で痛切に暦の彼岸を待ち侘びたんじゃないのかな。

2月20日(日)幡ヶ谷のスポーツセンターで太極拳大会があった。

      大会のパンフレット

台東区で学ぶ筆者の師や先輩たちが、
建功会として大会に個人、集体の部で演舞したので、お手伝い&カメラマン&応援として行ってきた。

      会場で購入した剣と太極拳マークのTシャツ

24式、32式、48式、長拳、蟷螂拳、酔拳などなど盛りだくさん。

大会って、楽しい。
上は80代になろうかという先輩から、まだ小学校に上がったばかりの少年、少女まで・・
実に幅広く、大陸から伝わった拳法を学んでいるんだなぁ。

もちろん、選手の方はそれなりに緊張し、そしてなにより楽しい経験なのでしょう。

来年は筆者も演舞するほうに回れるかな。。

映像を回していたら、スチール撮り忘れた

来月は東京大会が開催される予定。

その模様をお伝えできたら、ご報告します。

19日はあとひと月に迫った荒川マラソン(42,195km)のため、3時間30km走を
そして、太極拳、制定拳を5時間。
この日は自転車で浅草~幡ヶ谷を往復した

足がパンパンだ。
あとは微調整し、本番を迎えられれば御の字。

26日には大倉山で全そ連の梅見会
来月の合評会前に、対象作品を13作評論まとめなければ・・
そして、次作も書かねば

あ~時間が欲しい
時間だけは、権力者も庶民も平等ですからなぁ。
あっ、お金持ちは無理して嫌な仕事に縛られることもなく、趣味に没頭できるか。
やはり不平等ってことなんだ

今度の週末はいくらかあったかくなるみたい。
春に向けて、皆さん、心と体の準備をしていきましょう

2011年2月20日現在 283,2km走破

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しょんべん横丁と二丁目の夜

2011年02月11日 | 呑み屋探訪(新宿、四ッ谷界隈)

     第二宝来家

呑んべぇの聖地、新宿思い出横丁、通称しゃんべん横丁へ。

一軒目、ちょいと失敗!
モツ刺しがないもつ焼き屋、やっぱ物足りないっすな。

ってことで・・・

呑み直しに、事前にリサーチしていた老舗の第二宝来家にいそいそと
当たりでした
 
  
             子袋刺                      新鮮レバー

  
              馬刺し                    いいちこお湯割り    

お酒の値段も正統な横丁価格
安心してアテを発注します

芝浦にある食肉市場からその日潰したお肉が届く、このお店ならではのラインナップに頬緩む。
モツ刺しが豊富に揃って、新鮮な匂いといい艶をしてます

子牛の子袋刺しは辛子を和えたタレとの相性ばっちり、コリコリとした感じがたまらんです
室温で溶けだすくらい甘い脂ののった馬刺しは口の中でどんどん消えていきます
レバー刺しも照りと歯応えは申し分なく、放牧地を思い浮かぶほど滋味豊か。
煮込みは、新鮮なもつそのままの味わい深い臭みが甘い白味噌に絡む。
ぬる燗、お湯割りとゆっくりと飲りながら、つまむ庶民のささやかで極上の幸せを満喫

焼き物ももちろん炭火で燻された肉が熟成された秘伝のタレをまとって、肉質の硬いの柔らかいの縦横無尽に口中に広がっていく。
下戸の連れは手が止まらない様子
ダイエット、節制とは無縁な煙る館は、人生の悲哀を通ってきたおっさんの心を優しく包んでくれるのです

また、明日も来たい、横丁の名店でござった。
「子袋刺し、今まで食べた中で一番だったよ!」と筆者が親方に声をかけると、予約もできるよ、とコワモテの顔をほころばせてました

親方、必ず来ますよ。
近いうちに・・

  
  浅草キッドさん、佐野史郎さんの色紙。ご存知、やはりあのヒトも・・(な・ぎ・ら・さ~ん)

浅草「正ちゃん」についで、またなぎらさんに・・偉大な呑み助だ。

◇「第二宝来家」◆

東京都新宿区西新宿1-2-5
03-3344-3117
http://horaiya.com/
http://www.shinjuku-omoide.com/shop/horaiya2/index.html

三次会は今夜のメイン
友人の兄貴が足しげく通った、二丁目の名物店「NADJA」へ

映像屋、音楽屋、文学屋等々有名無名の創作欲が蠢く歴史ある町の名うてのBAR

ちなみに友の受け売りですが・・・Nadjaという名前の由来は、シュールレアリズムの名作アンドレ・ブルトンの「Nadja」からとったものらしい。
初期の二丁目時代が20年(1966-1986)、移転してさらに20年(1986-2006)。
2006年からナジャ伝説第三幕が再びこの地で復活。
46年という半世紀に近い継続力にはただ、ただ脱帽です



友と、劇団、ミュージシャンと歴戦のマスターの安保さんと黒ちゃんママと、偶然居合わせたご縁のある方と、語らう話は尽きない。
たくさん話しましたね。

でも、ここではただ寡黙に飲むだけでも、違う顔のナジャ本来を味わえるのかもしれない。

また、来よう 友よ・・。

NADJAの夜に、雲上の侍に、乾杯

    

    「雄弁に 黙々と空く酒瓶や」
                       海光

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風刺映画の元祖!

2011年02月06日 | ☆文学のこと☆
     大映1958年の作品

これぞ!資本主義の行き着く先を暗示した社会風刺映画の手本ではなかろうか

開高健生誕80周年イベントで実現した上映2作をご紹介します
川口探検隊で晩年名を馳せた故川口浩が、西洋介というキャラメル会社の宣伝マンの功罪、光と闇を好演した快作です。
町で出会った貧乏な家庭に育ったが明朗快活な島京子役を野添ひとみが伸びやかに唄い演じる。
西が憧れる上司合田竜次役の磊落ぶりを高松英郎が魅せてくれます。

キャラメルを売ろうと競合三社が行う宣伝レースを超現実主義的にコミカルに皮肉ったもの。
広告宣伝の力に過信し溺れて、商品そのものから徐々に剥離し、大衆を甘く見たまま逆にナルシシズムの罠に嵌った合田と会社ワールドキャラメル。
戦後カラダを張って生きてきたからこそ、資本主義のやりすぎへのアンチテーゼだろう。
サントリーの前身寿屋の宣伝マンだった開高氏ならではの洞察である
当時から、薄っぺらなマスコミの操作に一喜一憂する企業や大衆の行く末を案じて書いたのではないだろうか。
見事に、現代を言い当てた「巨人と玩具」を映画で表現したのが増村保造監督。
1958年大映の作品だが、古くて新鮮味のある映画に出会えた。

ビデオとDVDで鑑賞することができます
     1965年の作品

続いて山本薩夫監督の「証人の椅子」。
冤罪に焦点を当てた、怖い作品である

昨今でも、周防監督の「それでもボクはやってない」で映画化されたり、新聞や週刊誌でも冤罪事件は後を断たない。昨年最新のDNA鑑定で無罪を勝ち取った刈谷さんの事件も記録に生々しく残っている。

検察という官僚組織の中での絶対的な出世、エリートとしての性、なにかが、正義を見失わせ、焦りや慢心からの立件、誤認逮捕、拘留、冤罪への流れを作っているのかもしれない。

大きな組織が方向性を示したときに、疑念に気付いたとしても描いた脚本通りに進めることしかできず、後戻りできないという身勝手なエリート意識がくどいほど描かれて怖かった。
身内である民間人が少年の証言の不確かさを、問い、歩き、説いていく様は、途方もない徒労である。
裁判のことに疎いひとりであるだけに、こうした機会にそれぞれが問い、考えることが大切なのではないかと、思った。

原作は開高健の「片隅の迷路」

氏の時代への鋭敏な感覚に黙って頷くしかあるまい

    「力とは 市井の為に使うなり」
                                 海光


    
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