寝かせた肉は旨い!
腐りかけの肉が旨いとは聞く。そりゃ、わかっちゃいるけど、早々身の危険を冒しても食べることはない。
今回は商社勤務の知人に誘われ、今は違う版元に勤める元同期と、その熟成専門の焼肉屋へ行こうという企画!
ノラない手はありませんて、旦那はん。
熟成かルビとロース
「日の暮れて浮世の命を噛み締める」 哲露
これが、かねてから噂に聞いていた熟成肉だ
見ても嗅いでも、違いが判る男にはなれねえが、適度にのった脂と赤身の色で本物が伝わる気がする。
エイジング(=熟成)ロース、ヤリますわ!
アメリカの人種差別の色濃く残る南部で分厚いのを食って以来、歯ごたえのある赤身肉が好きになった。
噛めば噛むほどに、歯の間から黄金の肉汁がこぼれ落ちる。
厚切りタン
ドライ熟成させた厚切りタンは、焼きすぎに注意とか。
言わずもがな、岩塩をゴシュゴシュ!レモンをプシュり。
深度のある甘みが広がった。
おろしポン酢ロース
新婚の商社マンのオススメは、おろしぽん酢ロース!
ぽん酢に浸したおろしとネギを巻いてのせ、焼いて食う。
なるほど、酸味が効いて、ビールが進むワイ。
センマイの刺身
お牛さまの第三の胃袋、センマイの刺し身を味噌酢で食う。
焼き肉屋には珍しい、黒霧島が到着。
和牛のプロが芝浦市場から直で仕入れるというのはまんざら嘘ではないようだ。
肉の果汁が滴る胃袋はハリハリのコリコリで、こちらはフレッシュな味わいが楽しめた。
トマトのキムチ
きれいな色でしょ?
盛り合わせのほかに、変り種のキムチがあったので即発注。
太陽たっぷり完熟の、天然の甘味が乳酸菌の酸味と唐辛子の辛味とマリアージュして絶妙な旨さ♪
これ、逸品ですぜ、奥さん!
イチボの焼き肉
綺麗なオネエサンに勧められたのが、このイチボの部位。
赤身だが、口に含んだ瞬間にとろけた。
何でも、お牛さまの尻の先端だとか。
これもサッと炙るのが、ベスト!
今半じゃなくても、脂の旨さを堪能できますぜ。
撮り忘れたが、ブロック肉と赤身のオンパレードを頼む。
肉、肉、肉。
中年になると、魚や豆腐などさっぱりを好むようになる。
けだし、枯れた男には、良質の赤身肉が必要なんだなと自覚した。
三河島フリークとしては、侮れない店をみつけたよ。
友人たちに感謝!
【エイジングビーフ西日暮里本店】
〒116-0013 東京都荒川区西日暮里5-13-11 B1
TEL 03-5615-3388
http://agingbeef.jp/main/
西日暮里駅からわずか1分。
舎人ライナーの降下があって見えないが、角にあって便利。
そういえば、この前が今夜の同期との新年会場だった