週刊浅草「江戸っ子瓦版」 -のんびりHiGH句な日々-

文学と食とRUNの日々を、PHOTO5・7・5で綴るエッセイ♪

納涼船

2017年08月11日 | ★江戸っ子エッセイ★




【波に酔い夜風に酔って盆踊り】哲露


 高校野球が甲子園で始まった。

 今年は台風で一日順延の開幕。

 納涼とばかり、屋形船を編集部で貸し切った。

 小型だから台風の余波が心配だったが、無事に出船。

 テーブル席は初めてだわ。






 みな、浴衣に着替えて準備万端。

 男衆の粋も、女衆の艶も和服が演出してくれる。

 伝統美の素晴らしさ。

 夏の酔いと宵の口に乾杯!





 大川をゆらり、お台場をゆらり。

 盃を片手に、海川から眺める都会の夜景は美しい。

 海の夜風のなんという心地よさ。 

 船上のカラオケは野暮の極みだが、盛り上がりは最高潮に。

 江戸湾はどこまでも優しい。


 



 転職し、あっという間の八ヶ月。

 時の早さをここまで感じたのは、新しいことをやり続けているからだろう。

 茂木さんによるとこれはボケないが、気がついたら爺さんになっちまうのかなぁ。 



 


 本のインタビューで世話になった老舗の鴨セイロ。

 相方は名物の更科、わしは田舎蕎麦をいただく。

 肉が野性味溢れ、歯ごたえ十分。

 板わさ、お新香をつまんで、

 夏の昼の、冷えたビールの美味いこと。

 もはやわし、このために生きていると言っても過言ではないね。

 今日からお盆休みをいただきやす。

 この間、執筆を進めないと仲間との秋を迎えられない。

 みなさん、残暑お見舞い申し上げます。

 旧盆ごゆるりと。 


海の花火。

2017年08月06日 | ★江戸っ子エッセイ★




【海に咲く真夏の果実小麦色】哲露


 夏だ。海だ。

 8月はじめの週末。

 この日は茅ヶ崎の花火大会。

 波乗りの後に花火見上げて、ビール飲める。

 なんて最高なんだ。

 ってことで、またサザンビーチに。

 花火に二百円寄付したら、こんな素敵な団扇がもらえた。

 ラッキー。


 


 限定のオリオンが売ってたので、思わず。

 真夏のビーチ。

 周りは花火もあって、ビキニギャル。

 なんて素敵な場所なんだ。

 夏のエネルギーを猛チャージ中。





 サザン通りのTaizoのパンやら、いかした惣菜やら、タイ焼きそば、こんなココナッツのデザートを買い込む。

 ビール、ハイボールがいくらでもはいる。

 暑くなったら、波に揉まれてボディサーフィン。

 ここは天国か。







 遊泳は16時まで。

 気がつくと、周りには隙間ないほど茣蓙が並んでいる。

 空は台風のせいか不思議なうろこ雲。

 茅ヶ崎の空はどこまでも広い。

 波は高く、身を任せると爽快な快感。


 


 浴衣姿の若者たちが、楽しそうに浮かれている。

 こんななんでもない平和が嬉しい。

 目の前のおばちゃんに声をかける若者。

 コストコの巨大なポテチをもらって愛想振りまいているトークが微笑ましい。





 サザンビーチのCマークが、LEDで。

 さぁ、そろそろ打ち上げだ。

 トイレはさすがに激混みで断念。


 


 花火の着火から見られる愉悦。

 隅田川と違って、大玉の迫力は海の花火ならでは。

 スターマインが始まった。


 


 あいにく、風向きがオンショア。

 花火の灰がビーチに注ぐ。

 大玉も煙に巻かれ、ちょっぴり勿体無い。

 それでも、上に下に目の前の大輪が美しい。

 鎌倉で見た花火も良かったが、混み具合が半端なかった。

 茅ヶ崎はほのぼのとしていい。

 また来年も来たい。

 今日は8月6日。

 御霊に想いを。

 愚かなる惨劇と悲劇は二度とごめんだね。