週刊浅草「江戸っ子瓦版」 -のんびりHiGH句な日々-

文学と食とRUNの日々を、PHOTO5・7・5で綴るエッセイ♪

葛飾柴又散策(後編)

2010年04月25日 | 呑み屋探訪(柴又界隈)

   
 「帝釈天で産湯を浸かり、性は車、名は寅次郎~」の名セリフであまりにも有名な柴又帝釈天です

前編続き・・・

短めの参道を抜けるとそこはもう帝釈天です。
そう寅さんが産湯に浸かったという、あのお寺さんです。



  「ああ、いい女だなぁ、と思う。
   その次には話がしたいなぁ、と思う。
     その次にはもうちょっと長く傍に居たいなぁ、と思う。
       そのうち、こう、なんか気分が柔らかくなってさぁ。
        あ~、もうこの人を幸せにしたいなぁ、と思う。
          この人のためだったら命なんかいらない、もう俺死んじゃってもいい、そう思う。
            それが愛ってもんじゃないかい!?」 (第16作葛飾立志編 寅次郎談)


寅さんらしい素敵な恋愛感ですね
大人になって、いつの間にか失くしてしまった純真無垢なキモチ
僕らもたまには、思い出の引き出しから取り出して、彼女や奥さんによっぽど優しくしなきゃいけねぇなぁ
えっ、してるって?本当に?

          
            
「初夏の雲 恋に恋して寅次郎」

            「たんぽぽや 風のまにまに初夏薫る」
                             
         哲路



  金のうんこで、金運の神様だそうです
     
     子供たちは金運を背にした蛇神様へ水掛けするのに夢中。いい運が巡ってくるといいね

             
            瑞龍松というとても立派な松から松花粉が大量に飛散。良運が飛びますか!?

さて、お参りを無事に済ませて、江戸川へ向かいました
そう今は川に橋がかかり、用無しになって各地で消滅してしまった舟渡しです。

細川たかしさんの歌でも有名な、「矢切の~渡~し~~」でござんす。
情緒たっぷり、日本の音100選にも選ばれたほどの静謐さ、遥か封建の世にタイムスリップしたような感慨が胸に去来しました。

  
  葛飾側の矢切の渡し表札      なんとなく江戸情緒が醸し出てませんか?

   
       岸から離岸したばかりの絵              遠景から見た舟漕ぎの絵

  
   手馴れた漕ぎ方にプロフェッショナルを感じました        たくさん乗せられてやや不安気なお客さま

  
     無事に上陸してホッとしてます         川を越えて、素敵なタンポポに出会ったよ

 
【矢切の渡し】

 松戸市と東京都柴又を往復する渡しで、
始まりは380余年前の江戸初期にさかのぼります。当時江戸への出入りは非常に強い規則のもとにおかれ、関所破りははりつけの刑という世の中。怖いですな。まだ、戦国の世がようやく終焉したばかり、徳川幕府も磐石の態勢を取るために必死だったのでしょう。そこで、江戸川の両岸に田畑をもつ農民は耕作のため関所渡しを通らず、特別に農民特権で自由に渡し船で行き交うことができたそうな。これが農民渡船という矢切の渡しのはじまり。この矢切の里の素朴さは、千葉県の歌人、小説家の伊藤左千夫の野菊の墓の淡い恋物語で美しく描かれています。
柴又側から川を渡った先に、この野菊の道を通って、野菊の墓に訪れることができます。
東京の下町にこんな物語があるなんて、ロマンあるでしょ


  
  浅草では木登りできないよ      少年には原っぱさえあれば元気満点


  
    松戸側の矢切の目印      川を渡るだけで、のどかな原風景が道に溢れます

 
 
  帰りの舟上でのひとコマ。おじさんカッコいいです    舟に慣れて川面の静けさが染み入ります

浅草から近くて、遠い矢切の原風景に心が和みました。
船舶2級免許を持つ筆者は、離岸着岸の難しさを体感してます。
矢切の渡しのおじさんたちは、まさにプロフェッショナル。
お客を不安がらせることもなく、楽しみながらプライドを持って舟を漕がれておりました。
熟練の技を尊敬することは、その道のベテランを尊敬すること。
その簡単で大切なことを思い出したら、いっそ世の中綺麗に回るんじゃないんでしょうか。
そう思った、今回の小さな旅です。

帰路は再び帝釈天参道に戻り、サッカーで来られなかった長男にお土産を買いました。
前に、寅さんの撮影で使われた高木屋は購入したことがあったので、
今回はお隣のヨモギがたっぷりと入ったと見受けられる草だんごを買い求めました~


  
    男はつらいよの舞台、老舗の高木屋さん        いつの間に両サイドにお店ができた!?

 
 
    高木屋さんの草だんご美味しいですよね            ショーウィンドウ越しに

  
     そのお隣の大和家さんに惹かれて             この緑色の濃いこと

 
 
  漉し餡とつぶし餡が盛られた絵に思わず・・    自宅にて、半端ない蓬の配合、餡子の盛り

  夕方になるとやや人の波が減ってます

  
 駅近くの川獺君が見送ってくれました    名残惜しいほど、楽しい休日のひとときでした



 「お兄ちゃんがいないとね、ご飯食べてテレビをボーと見ておやすみなさいと寝るだけなの
                 いつだってお兄ちゃん、どうしているかなとみんな思っているのよ」
                                 (第13作 寅次郎恋やつれ さくら談)



   晴天の中、たまには筆者も寅さんとなら・・



こんな下町散策、思い立てばいつでもできるんですよね。
朝目覚めて、お日様が昇っていたら、思い切って日帰りの小さな旅に出ましょうよ。
本当にいい心の洗濯になりますよ

「連れて逃げてよ~・・・」ってなこと云わず、家族や恋人、友達を 連れてってあげましょう

これからは待ちに待ったGWで~す

皆さんも充実した良い休日をお過ごしくださいまし

 

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葛飾柴又散策(前編)

2010年04月25日 | 呑み屋探訪(柴又界隈)

                                  ご存知フウテンの寅さんです

         「こんな世は 人の情けや寅次郎」

      「もつ焼きの 匂い誘われ生ビール」
                                 
  哲路
      

  「名も知れぬ川のほとりに寝転んで
    青い空をツウと泳いでいる赤とんぼを眺めているうちに
      ああそうだ俺も生まれ故郷の柴又に帰って
        今度こそゆっくり休むか・・・
          そんな気持ちになって帰ってきたのよ

                                     (第24作 寅次郎春の夢より)

             
             342mに伸びたスカイツリー  角度変えると形が違うんです!?

私の故郷、浅草から程近い押上は、今から観光名所になりつつあります
そうです。テレビでも続々番組に取り上げられるようになった、スカイツリーでございます。
休日となると、カメラ片手の観光客が殺到。
早く土地を買い占めておけば良かった~。ってどこにそんな金があるやねん
雲ひとつない晴天に映えるスカイツリーの建設現場を横目に、
その起点押上駅から京成線で、高砂乗り換えで柴又に向かいました

       
       ご存知柴又駅         歴代の男はつらいよで撮されてきた京成線の望郷

普段、近くにいながら訪れることも少なかった、下町葛飾柴又。
浅草からなら、京成線で簡単に遊びに行けるよね。
こんな不況の時代、何も遠くに電車賃をかけて遊びに出掛けるより、こんな近くで楽しめる下町エリアがあるって気付く事ができたのは、こんな時代だからこそかな。寅さんに感謝です

   
   昭和レトロ。僕の生まれた浅草を思い出します。   見猿、聞か猿、言わ猿。日光の三猿と同じ

柴又駅を降りると、駅前は寅次郎像と、もつ焼きやこんな昭和レトロがいっぱい
小さい頃の駄菓子屋さん、コーラ飴、お麩菓子、堅焼き思い出します。
近所のあのおばちゃん、このおじちゃんに怒鳴られたあの時代はいま思うと良かったなぁ

   
      参道に入る前の老舗ゑびす屋         たなか屋でも柳川や鯉こくの文字躍ります

   
            帝釈天の参道です             帝釈天船橋屋の葛餅は有名です

   
   参道は浅草仲見世とは違った素朴な味わいです   飴屋さんのご主人の飴切の手捌きは見事

     
      昭和レトロの郵便ポスト                    柴又絵図 

    
     露天商の達磨様たちが溢れます      こんな時代こそ招き猫で商売繁盛

   
 吉原育ちの私の家の隣にあった狸が顕在で嬉しい   柴又の味、揚げ餅に次男が惹かれました

いや~、柴又散策楽しぃ~ですね~
地元浅草と似てるけど、もっと素朴な下町さって云うんでしょうか。
ここはいまでも僕の生まれた昭和40年代に似た雰囲気なのかな。
三丁目の夕日は30年代だけど、その当時も40年代も浅草は高度成長期の昭和そのものが残ってました

東京の街に聳え立つTOKYOタワーに誰もが明日の成功を夢見られたあの頃。
下町に人情が溢れ、空き地でいたずらっ子が場所取りをしていたあの頃。

あの頃子供たちは元気に毎日空き地か公園に集まり、駄菓子屋のもんじゃ焼きも、玄米パンのおじさんも、紙芝居のおじさんも、キビ団子のおじさんも、紙芝居のおじさんも温かく健在でした


   
       老舗の手打ち蕎麦屋やぶ忠さんです            看板と匂いに入ったところ大正解でした 
 
        
   
 
     老舗にある掛け軸は重きを感じます         寅さんに対する愛情たっぷり

    
     あちこちに寅さんが          過去の寅さん作品がたくさん飾られてます
            
        寅さんへの愛情溢れます         暑い日和にエビスはサイコー

  
    天せいろ、こんなボリュームで1,100円です    まずは素で頂き、一味に近い七味を振りかけて

  
油換えが新鮮なのです、二本の海老衣がサクッと美味 蕎麦も絶品!されどうどんは最高でした!!

次男が鼻を利かせ、最高の下町老舗蕎麦屋に巡り逢えました。
汁も浅草育ちに合う、濃い目のもの。
天麩羅はサクッと、歯切れ良く、本当に旨かった。
とにかく、なんといっても、うどんが瑞々しく、粉っぽさは微塵もなく、絶妙な手打ちうどんでした。
蕎麦も殻が入った手打ちで香り豊か、山葵も摺り立て、一味も厳選されたもの。
いい名店に出会えて、思い付きの近場の旅もいいもんでしたね~

近くて、案外遠かった町柴又。
新東京タワー、スカイツリーができたのも良いきっかけ
全そ連幹事長としても、見逃せない手打ち蕎麦の名店に巡り会えました

会長、寅さん馴染みの柴又で全そ連句会なんてたまには素敵かも。
今度メンバーで一杯いかがでしょう

次回、帝釈天と矢切の渡しの後編に続きます
乞うご期待くださいませ

追記

常連の皆様、勝手ながらタイトル変更しました、すまんです。
前から扱う記事内容とタイトルの違和感が気になっていたんですよ~。
でもあっしのブログだからいいんです。
これからもどんどん良いと思えば前向きに変えていくんでござんす

でも混乱させたら、ごねんね、ごめんね~~
こんなあっしのブログでも6681ものPVがあるんだから、世の中もまんざら捨てたもんじゃござんせん

・・・すべてをシンプルに・・・

歳を取るって無駄を削ぎ落としていくことだとどなたか偉い小説家がエッセイに書いてました。
ほぼ週刊・・にしなかったのは、人真似をよしとしない編集者としてのプライドです。
頑張って更新していきますぞ~

お気に入りに登録してくれた皆さん、これからも「週刊浅草江戸っ子瓦版」をどうかご贔屓によろしくお願いします


【ロコランニング日記】

今月この日までに走った距離 98km

今年この日までに走った距離 588.1km

コメント:荒川市民マラソンが中止で、おかげさまで走る距離も抑えてから怪我も順調に治ってきました。
     習い始めた太極拳のおかげでランニングの
動きが実はいいんですよ。
     来月の鹿沼さつきマラソンのハーフでは、爆発しますよ~な~んて

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