週刊浅草「江戸っ子瓦版」 -のんびりHiGH句な日々-

文学と食とRUNの日々を、PHOTO5・7・5で綴るエッセイ♪

師走の句会 -藪伊豆総本店にて-

2011年12月30日 | ★全国蕎麦屋飲み好き連★

             
                         天
        
       
 「築き石 幾冬越えた 夢のあと」 
                         天女 

 天女さん、今年最後の句会で、天賞はお見事。おめでとう


    

 愛宕山、江戸城と吟行後、Photoをプリントして京橋の老舗の暖簾をくぐった。デカデカと書かれた、あっしの名に、おずおずと体を小さくして入場する。

          
                        地賞

            「銀杏坂 登り下るか 人の縁」
                          
海光

          
             
 
吟行で歩き乾いた喉をビールで潤した後は、湯煎で温めて供される盃で乾杯



         蕎麦屋の出し巻き                      蕎麦寿司  

          ゆず大根田楽                   ワカサギの天ぷら   

            鴨ロース                       焼き海苔

 蕎麦屋の天然かつお節の贅沢な出汁で焼いた玉子焼きに、旬の鴨、公魚、うるしの朱塗りに入った焼き海苔、蕎麦寿司、田楽など老舗「藪伊豆」の骨頂だ。

 純米の燗酒がすすむねえ。

     
                      人賞

      「城守る 栄華は追われ 冬櫓(やぐら)」
                             酔徹

 師走の会は名だたる俳人!?が9名ご参加いただいた。わが全そも今年で4年目。年数と回数を経る毎に、笑ったり落ち込んだり、人の機微がそのまま現れるのが俳句の面白さ。レベルの浮沈は他者に委ねるが、人生愉しくがモットウなのだ。

 ですよね?会長!

       
                      Photo賞

          「影深き 御苑の森の 師走かな」
                           優女
        

        
                 藪伊豆そば湯割り

 酒も笑顔も止まることなく俳句遊びはつづく。藪伊豆ブランドの焼酎は優女さんの住む北の国のそば粉を使用。そう北海道はそば粉の名産地でもあるのだ。

      

伝統と格式がありながら、藪伊豆の女将さんはじめ、スタッフの給仕はソツがなく、ツーカーの息で、シメのセイロまで絶妙である。

 老舗とはさすがですなあ。今年最後の締めくくりに、江戸の心意気を教わりやした。

    
    

 いずれ劣らぬ全そのPhoto575をご覧あれ。

         
           「寒空に OK?の声きき 松笑う」
                            心筋

              
          「野うさぎの 遠くに聞くや 除夜の鐘」
                             博乱

              
             「人面樹 冬の寒さを 嘲笑う」
                           弾前

                 
            「燗の酒 想い焦がれし ビルの谷」
                             
鶴輪

 シメは会長の句で

          
              「暗き年 抜けて静かや 寒椿」
                            草露


 全その皆さん、2011年もお付き合いいただき、ありがとうございやした

 師走の句会もおかげさまで愉しく、感慨深い句に出会えた気がしやす。

 2012年は、句集に、いよいよ全国蕎麦屋飲みに恥じぬよう、旅に出ての吟行も予定しておりやす。大人の粋なお遊びは続くのだ。

          

 「週刊浅草江戸っ子瓦版」ご愛読の皆様、こころよりご愛顧の感謝申し上げます。

 どうぞ、新年もご贔屓によろしゅう

                                              
                                               海光 哲

  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 

 錚々たる酒豪。これで終るわけはなく、番外篇の夜の銀座、電通通りへ。宴はまだまだつづくのだ。これが明日の創作へつながるのだよ。

 おあとがよろしいようで。

 皆様、心穏やかな良き年を迎えられますよう御祈り申し上げまする


   
  
  

 

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師走の吟行 -江戸城篇-

2011年12月30日 | ★全国蕎麦屋飲み好き連★

           
                  富士見櫓(やぐら)

 …吟行つづき

      

 大手門にむかうとオマワリさんに止められた。本日は天皇誕生日につき、皇居の立ち入りは午前中までとのこと。ぐるっと見渡すと、宮家所縁の品を販売する出店が見えた。そこで、句会の天賞の賞品に、菊の御紋の入ったぐい飲みと酒のセットを購入する。

       
      
        
 ご記帳しようと、一同坂下門をくぐる。衛兵が寒空の下、直立不動で震えていた。えらいこってす。

            

 成田の税関並に厳しい検問を通り、記帳を行う。一般参賀の日のご記帳なんてはじめてだ。今年は平成天皇のご活動が心に残っている。ご高齢なのに、被災地を飛び回り、疲労をちらとも見せずに精力的に民衆をひとりひとりお声をかけている姿が印象的だった。

 厳かな雰囲気のなか、年の瀬の行事として晴れ晴れしい気持ちになれた

      
      
                    宮内庁庁舎

       
                     同心番所
        
            
                                    百人番所
          
                  大名の登場風景

 番所は3つあり、武士の映っている大番所は中ノ門側にある。与力や同心など位の高いものが警護していた。坂を上がると中雀門で本丸の入り口にあたるのだ。

            

 石垣の修復だろうか。番号がふられた大きな石がたくさん並んでいる。

 結局、厳重なる検問を通ったら、江戸城も入れたのだ。無事に吟行終えて、幹事長としてホッとしやした。

         
                      大手門
      
                     警官さん

 この肌を刺す寒風ふく中、コートも着られないで警護にあたるおまわりさん。「おい、ふるえてるぞ」「でえじょうぶだい」とでも会話が聞こえてきそうだ。

           
                     正月桜   

 寒桜は知ってはいたが、正月さくらというのはこの江戸城で初めてみた。冬の陽光に淡く輝くさくらもまたいいもんだなあ。

     「時空越え 正月さくらが 照らす冬」
                        海光

 これで吟行はおわり。いよいよ句会でござる

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師走の吟行 -愛宕山篇-

2011年12月30日 | ★全国蕎麦屋飲み好き連★

            
                    愛宕山の男坂(下から)
       
                    男坂(上から)
           
 12月23日(祝)。師走も残すところ僅か。クリスマスイブの前日に全その仲間と吟行、句会に繰り出した

 最初の訪れたのは愛宕山

            
                  松下幸之助寄進

 寛永11年(1634年)、増上寺の徳川秀忠の三回忌の帰り、家光が山上に梅が咲いているのに気付き、馬で梅の枝を取ってくるものはいないかと云ったそうな。讃岐丸亀藩の家臣、曲垣平九郎が見事登り下り、出世を遂げたと云う逸話が残っている。ほかに大正、昭和と時代を経て、2例成功させたツワモノがいた。この坂を見上げる限り、あっしにはそんな勇気がおきるはずもないが…。

       
                       神殿

 まずは参拝。葵の御紋が入っているのはやはり徳川の由縁か。

              招き石
       
                      太郎坊社

 かの天孫降臨の時に、道案内をされた天狗様とあった。開拓や旅の守護神様である。


             
                   欠伸する猫
      
                       庭園
      
                       湧水
      
                    撮影に寄ると
      
               飼いならされた鯉の大群
       
           

 この時期にまだ紅葉が愉しめた。東の都のビジネス街真っ只中に、こんな風光明媚な境内が残っていようとは。新橋、虎ノ門、神谷町、御成門、赤坂に挟まれた山頂に、足早に駆け抜けた1年の様々な思いが去来し、霧散していくように、穏やかな木洩れ日に包まれた。

           

 ここは安政7年(1860年)、大儀を持った水戸の若い浪士が桜田門外に向かう前、井伊直弼を打つ祈願をしたと伝えられている。それぞれが家族や庶民を守るため、未来を願い命をかけて戦った時代であったのだ。

     

 フェリックス・ベアトが幕末に撮影した愛宕ノ下の武家屋敷を一望した景観は見る影もない。いまやタワーに押しつぶされそうな愛宕の山であるが、ここからの江戸の眺望をともに見て、勝海舟と西郷隆盛は無血開城を誓ったとも云われる。遠き武士(もののふ)に思いを馳せ、見えぬ江戸の町に目を閉じた。

     
  
   
 愛宕トンネルを越え、西側に下りた。都会のなかにも、下町の名残がある。

 アケビと云うものを初めてみた。       

             栄閑院

 栄閑院に、解体新書の神杉田玄白が眠るというので参拝にむかった。

     
                杉田玄白医師の墓
        

 呼称「猿寺」。かつて猿回しに扮した泥棒が住職に改心させられて猿を置いていったとか、諸説あるらしい。こうした古説って面白いもんですな。

       「猿年が 猿寺参る 年の暮れ」
                       哲露

             

 2011年の日本は祈りの年であった。

 2012年はこの国に住まう市井の民が心穏やかに、と祈りつつ愛宕山をあとにした


 吟行つづく…

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深川再訪す -食篇Ⅱ-

2011年12月29日 | 呑み屋探訪(森下、深川界隈)

   
                さくら鍋

 …つづき

 京金で体が少し温まったところで、再び清澄白河へてくてくと行く。目指すは深川江戸資料館。師走の第2土曜のこの日は、新内流しが生で聴けるとのこと。気が急くな。

      
                     新内節

 新内節は江戸浄瑠璃の流れをくむ。かつては歌舞伎に出ていたようだが、分かれ、寄席や流しにその姿をみせた。全盛は安永から天明(1772-末期)の頃という。心中ものが多く、哀切に満ちた調べは江戸の市井におおいに共感されたそうだ。

 この日のお題目は、「明烏」(雪責め)である。

 深川の町並みのなかに座り、目を閉じて聞くともなしに聞いていると、時代を超越した和の国の愉悦と情感に心が呼応して切なくなる。これが伝統芸ということなんだな。

 陽の落ちるのが早い。再訪時は冬至にむかって、短日が加速する。老舗のさくら肉と瓶で供される熱燗で、心の火照りを冷まさないようにしよう。

      
                      馬刺し

      
                     玉子焼き

 同じ道を志す仲間との文学談義は尽きることなく、「みの家」のさくら鍋の写メに惹き付けられ、もうお一人の加わって、深川の夜はふけることなくつづいた。住宅街にある森下のBar、そして本所の居酒屋の雄、稲垣の支店で互いの創作欲を刺激しあったのである。

               

    「鍋つつく 箸の先には ペンがある」
                        海光

 伝統と格式の欧州のモルトは、頭を冴えさせてくれる。体の酔いと精神の覚醒がバランスよく沁みていく。こんな年の暮れを向かえられる幸運に感謝しなきゃいけねえなあ
 

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深川再訪す -食篇Ⅰ-

2011年12月28日 | 呑み屋探訪(森下、深川界隈)

             
                     蕎麦の実入りの焼き味噌 

 師走の半ばに来た休日の土曜日。忘年会週のシメとして、深川を再訪した

 この日は同人の仲間を引き連れての江戸の下町を感ずる会。かつての水郷の町を見て、歩いて、食べて味わってもらう。

 朝一番の芭蕉記念会の投句を後に、清澄庭園をかすめ、小名木川から仙台堀川まで歩いた。堀川の畔に佇む俳聖にご挨拶して、森下に向かう。  
  *芭蕉記念館のことはまた後日触れる。

                  採茶庵跡の芭蕉翁

 開店と同時に老舗の暖簾を潜った。3年ぶりの再訪は、100年つづく手打ち蕎麦「京金」

 先に到着した仲間の1人が小上がりに座っている。木枯らしの陽だまりに見とれながら、落ち着いた老舗の畳敷きで至福のランチが始まった。

                  澤の井

 澤の井の辛口を軽く燗にしてもらう。口当たりが柔らか、辛の丸みを舌で舐める極上の蕎麦前だ

 冒頭の焼き味噌は甘めなのに焦げた表層が香ばしく苦味を含んでいる。蕎麦の実のプチプチとした舌触りが、とろりとした酒精を程よく流してくれた。

            
                          蕎麦豆腐

 蕎麦でこさえた豆腐に擦りたての山葵を乗せると、風味が鼻を抜けた。板わさに、蕎麦屋の玉子焼き、旬のわかさぎをつつきながら、蕎麦まえがすすむ。

            
                                                手打ちせいろ

 昼の酒はほろ酔いがよい。夜の部もあることだ。手打ちのせいろを人数分頼んだ。

 あっしは、素と七味と山葵と順に喉でかみ締める。

 ああ、これだから蕎麦屋飲みはやめられない


         「襟巻きを ほどく老舗の 手打ちかな」
                            海光

                   

        

 ◇森下「京金」◆

 東京都江東区森下2-18-2
 03-3632-8995
 http://r.gnavi.co.jp/g417100/


   2011年TOTAL RUN  2149.5km    12月28日現在  

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Merry Christmas Happy Christmas♪

2011年12月25日 | 呑み屋探訪(神奈川県)

                    
               桜橋から見るスカイツリー

 12月25日(日)、今日はクリスマス

 23日DJタロウさんと秀島史香さんのFMに合わせて点燈されたスカイツリー。

 イブも聖夜も街を照らしてくれる。

 桜橋にはカップルから家族連れから、男子会、女子会、ライトアップされたスカイツリーを見ようと、たくさんの人が本格的なカメラからスマホまで構えていた。

 あっしのそのなかに交ざって、パシャリ

      
            ハニーローストチキンと温野菜

 今夜は聖夜にちなんで、丸ごとチキンを焼いてみた。子どもたちは大喜びだ。餓鬼のごとくの男の子たちは、先を競って金の汁ほとばしる肉塊にナイフを入れていく。

 ハチミツを摺り込んだ鳥皮がまた適度に堅く香ばしい。肉汁が沁みた野菜もまた旨し。

      
      

 イブに茅ヶ崎を訪れた。師の家に創作する決心を確認するために。このことはまた後日触れる。

 さて茅ヶ崎の町は、安くて傑出したパン屋が多い。以前サザン通りのTAIZOは紹介したが、この日予約していったのは、Nanosh。そう予約しないと手にはいらない逸品なのだ。お気づきの方もおられるかな。店名のNanoshを逆さ読みすると、Shonan(湘南)。こいつは、親父ギャグでなく、案外と小洒落てますな。

 小麦の香りがモチっとした食感で包まれている。クロワッサン生地の大納言パンは予約必須。高菜やドライトマトをのせた、ピザ風に、パイナップルをあしらったカレーパンが舌を刺激する。

      
                 茅ヶ崎「Nanosh」


                 陳列した瞬間にトレーに消えていく

 
      「クリスマス 心に灯る スカイツリー」
                         海光

       
                      平成中村座

 かつてこの地には、猿若という町があった。往年の歌舞伎役者がうりざね顔の美女にキャーキャーされていた時代。さぞ活気があったことだろう。

 平成の中村座として、大川こと隅田川に出現したのは偶然ではない。

 猿若歌舞伎と真っ直ぐ伸びたスカイツリーの灯のコラボレーション。

 これからは、年越し蕎麦に、お正月の年始詣で。

 みなさん、浅草の活況をぜひご覧なさいまし

       

 久しぶりに買ったカルフォルニアのカベルネはボディに厚みがあって、ハーブ入りチーズとの相性バッチリ。ボルドーに迫る赤い命は、気候の変動により西海岸や甲州にその雄を移しつつあるのだろうか。

 すでに一本空いた。酒精に溺れる聖夜もまたよし



 Merry Christmas  Happy Christmas



   2011年TOTAL RUN  2134.5km    12月25日現在  

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聖夜の灯り!

2011年12月22日 | ★江戸っ子エッセイ★

           
                     表参道イルミネーション

 12月22日(木)。今日は冬至

 一年で一番日差しの短い日。

 寒さが苦手なあっしでやんす。この冬至まで日に日に日没が早くなるのがどうも陰気に感じてしまう。

 ですが、冬至が過ぎて師走のカウントダウンが始まると、これから春に向かっていくのだなあ、と無理やりテンションを上げていくことにしてやす

 先日仕事のセミナーで訪れた表参道に、今年も光の木立ちが灯っていた。

 バブルの頃に見慣れたゴージャスな灯りは姿を変え、この純朴でおとなしいLEDの灯りになった

 けやきも昨年の153本(90万球)から96本(65万球)に削減し節電した。また、仙台市の観光支援も兼ねた「SENDAI光のページェント」も登場している。

 Fairies表参道イルミネーション2011(http://www.omotesando-illuminations.com/)は、2012年1月3日まで開催。

             
             「街あるき 光り木立や 赤ワイン」
                             海光

 たまに都会に出ると、気持ちが明るくなるねえ。こたつに篭ってヌクヌクするのも一興だが、華やいだ夜の街を散策するのもいいもんでっせ。

 明日は師走句会。2011年最後の句会を仲間と愉しもう

 クリスマスは蕎麦屋が暇なのだ。大晦日の年越し蕎麦のてんやわんやの前に、一休みの聖夜。あっしたちはそこに目をつけ、毎年句会に向かう。

 このタイミングで、東北の被災地へサンタになって向かう仲間や後輩もいる。きっとホワイトクリスマスになることだろう。良心に風邪を引かないように祈る。

 読者の皆さんも、ひとりひとり、心に残るクリスマスを愉しんでおくんなさいまし
 
 Merry Christmas  Happy Christmas



   2011年TOTAL RUN  2098.5km    12月22日現在  

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今年最後の縁日!

2011年12月20日 | ★江戸っ子エッセイ★

               

 12月17日~19日にかけて、浅草奥山で「羽子板市」が開かれた

 あっしが書いている文化・文政の頃が起源だと云われている。魔や厄や邪を払う板ということで、初正月に女の子に配られていたという。

 幕末には猿若の華麗な歌舞伎役者の顔の絵柄が好まれたとか…。

 ケータイの写メで撮ったので、画質が荒い部分はご容赦のほどを。

 師走のカラッとした寒空に、浅草寺の羽子板市露天や夜店の灯が煌々と夜空を照らす活気と陽気が伝わるだろうか。
    
                  

 どの露天も瓜実の美人が中央を飾る。

 あっしがいったこの日も、三本締めの景気のいい声が響いていた
               
               

 年の瀬納めの観音詣で。それにしても、最終日なのに、売れ残りも目立った。商売繁盛の熊手と違い、世相が如実に反映されてしまう縁日なのかもしれない。

           「煌々と 月夜と競う 師走市」
                             海光


                    

 あ~、羽子板も過ぎるといよいよ除夜の鐘まで、あとわずかですなあ

 
            

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国立競技場で駅伝だぜ!

2011年12月18日 | ★江戸っ子エッセイ★

         

 12月18日(日)のこと

 ランナーの憧れ、国立競技場にむかった。

 今日は「神宮外苑EKIDEN大会」。

 5km、10km、21,1km、42,195km。マラソン大会は結構走ったけど、駅伝はなかった。一度、仲間と襷をつなぐ駅伝を走って見たかったんす。

 この日は、冬の快晴。朝から冷えて凛と澄み切って、空気の美味しいこと

   
               スタートの瞬間 あっしがわかる?

 9時30分、スタート

 駅伝いいだしっぺのあっしが第1走者をつとめやす。国立競技場から出て、外苑を2周する周回コース。1周目は様子見とばかり、スローで入ろうとするが、回りに引っ張られ、いつのまにかペースは上がっていたようだ。

 およそ21分半くらいで、第2走者のK原氏に襷をつなぐ。いいねえ。がんばりをつなぐってのは



 襷を落とすハプニングがあったようだが、そこはさすが自転車と登山で鍛えた猛者。普段トレッドで6分台/kmと云ってたくせに、きちんと24分で走ってくれた
 
 いい顔してるねえ

          

    

 無事に、第3走者KB田氏に襷がつながれた。1周目こそペースが掴めなかったようだが、2周目は10分台の激走。さすがっす。直後は会話できないくらい追い込んだようだ

        

 走ったあとは、はいこの通り。ゼブラタイツが輝いてますぜ、K原さん。

        

 アンカーを勤めるのは、大先輩のT上氏。ぜんぜん走ってないから、この言葉がいい意味でもちがう意味でも結果に表れる。

 なんと、T上大兄。23分台で走りきったのだ

 30分くらいと予想した我々、チームFCバルセロナ40'Sは、25分過ぎからカメラを構えていたが、結局ゴールは見られず。

 ご本人いわく、残り800mの激走は大観衆が観てくれたってことで、すいやせん

        

 そして、気になる結果は。。

        

 1時間35分ジャスト

 いやあ、平均45歳の親父たち。やるもんです
   
        

 銀杏並木の落ち葉が黄金の絨毯を引いてくれるなか、外苑の残った紅葉もランナーを見守ってくれた

       
 
   「銀杏踏む 足音ひびく 日曜日」
                        海光


       

 青山のCAFEで、フォッカッチャをツマミに、ビールで祝杯。応援に来てくれた家族も一緒に優雅で楽しい、日曜日のランチだ。飲み足りないK原さんと二人、赤ワインを発注

 あ~、いい気分ですなあ。

 あっしの誘いにのって駆けつけてくれた兄貴たち。ありがとうございやした。

 ホントお疲れさんでしたあ


   2011年TOTAL RUN  2077.5km    12月18日現在  

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ベトナムを経て!

2011年12月15日 | ☆文学のこと☆

                   生き残った直後(秋山氏撮影)
                   秋山カメラマン(開高氏撮影)

 1964年11月のこと。

 師、開高健は朝日新聞社の臨時特派員として、戦地ベトナムへ向かう。

 そこで待っていたのは、人間の内外に潜む闇。

 2月14日作戦決行日。

 政府軍の掃射作戦に同行したものの、反対にベトコン(民族解放戦線)に一斉に掃射される。政府軍大隊200名のうち、生き残りは開高と秋山(カメラマン)を入れたわずか17名のみだった。

 週刊朝日のルポが全面改稿され、帰国後「ベトナム戦記」が刊行された。

 そして、あっしが生まれた1968年に、名作「輝ける闇」が誕生した。

 闇三部作の第一作である。

 司馬遼太郎が永眠した師に語りかける。開高健はこの作品を書き上げるために生まれてきたと。

 その珠玉「夏の闇」が世に出る4年前のことである。

                    
               

 1965年、「ニューヨークタイムズ」にベトナム戦争の反対広告を掲載する。
 翌1966年、サルトルとボーヴォワールを迎えて、ベトナム戦争と反戦の原理という集会に主催者の一人として参加。

                 

 サイゴンで、世界各地で、そして茅ヶ崎で…。

 師は何を想い、濃い酒精をいれたグラスを傾けたのだろう。

 その応えは、作品のなかにある。読むたびに震える豊穣な語彙のなかにある。
       
               
               

              「事起きて すべて変わった 冬の旅」
                               海光
  

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やるき地蔵!

2011年12月13日 | ☆文学のこと☆

                     
                        作:岸史子  画:植垣歩子

                    岩崎書店刊 2011年10月20日第一刷


 先日わが季節風同人のデビューに触れたが、その作品を読んだ

 主人公の兄弟の名は、川原まゆとてつ。弟はなんとあっしと同じ名じゃないか。親近感が沸くなあ

 五年生のまゆは、天真爛漫のままの一年生てつが羨ましい。そんな弟のことはなんでも知ってると思ってた。

 でも、じつは知らないことがいっぱい

               

 弟だけの世界……。緑のトンネル、やるきじぞう、佐伯のおばあちゃんや山口りゅうのこと…。

 仲良しのきくえと林間学校の班になったまゆだったが、不登校の山口君のことが悩みの種だ。まさか、弟のてつがホントの兄弟のように親しかったとは……!

 また、町に一軒の和菓子屋さんで、苦手な学級委員の本田さんと鉢合わせたまゆの家族。本田さんの下ろした綺麗な髪に驚きのまゆ。普段みえない友だちの一面に触れると、少なからず新鮮な衝撃を受けたりするよね。

 クヌギ、ナラ、コナラ…。リスが隠したどんぐりに新芽が生えるなんて知らなかった。下町育ちでさらに無知のあっしは、自然のことに疎いのである。それだけかっ!

 まるで、木立からくる素朴で爽やかな風に吹かれたような、ほのぼのとした読後感

 有象無象、有益無益の情報が溢れる世の中。子どもたちはそんな世に右往左往する大人たちの鏡なんだ。

 大人びた子どもたち、萎縮した子どもたちそれぞれにあるであろう、緑のトンネルをみつけてほしい。

 格好の本が絶好のタイミングで登場した。良質な物語は寒風吹く師走を灯してくれる
 
 やる気地蔵!

 岸さん、ありがとう

 ちと、やる気になりやしたぜ


               「枯れ葉舞う あの空越えて 緑色」
                            哲露(海。)



   2011年TOTAL RUN  2045.5km    12月13日現在  

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湯島で会合!

2011年12月10日 | ★全国蕎麦屋飲み好き連★

                   黒伊佐錦

 12月8日(木)。今週4日目の外飲みはお馴染みの湯島「さくま亭」

 今日は久しぶりのわが、「全そ連」の幹部会である

 まずは、脂ののった寒ぶりに、金目、鯵、まぐろ、トリ貝など刺し身の盛り合わせで、今年一年の活動を互いにねぎらう

 寒さが予想されたこの日は、事前に親方に体の温まる鍋を頼んでおいた。熱燗でさらに温まる

 白子がふんだんに入ったタラの鍋は正統派。案外、しばらくぶりだな。タラチリは。

 丁寧に灰汁を取ったお出汁に、白菜、ネギ、エリンギが染みて、話が弾む。

 
       「鍋囲む 馴染む仲間に ありがとう」 天賞
                             哲露(海)

 新年は、全そ連の活動のさらなる飛躍の年と位置づけ、句集も出すことに決まったそして、メンバーの賛同が得て、積み立て金を集め、蕎麦や史跡を巡り、宿泊吟行を行なおうと活気づいた

 せっかくだからと、俳句も詠んだ。酔った頭の幹部たちの技量は拮抗し、あっしが辛くも天賞をいただいた

 俳号も会長から、哲路改め、哲露を薦められる。


             「歳の瀬に 世相を想い 乾杯を」
                           
恋狼 


  
 23日は全そ連、師走句会を予定している。2011年のシメの句会である。江戸を俯瞰に撮った写真で有名な愛宕山、旧江戸城址を吟行しようと提案した。

 たくさん、575で遊ぼう。

 幹部の熱い結束も確かめた大人の町の夜。あとは幹部に昇格した鶴輪さえいてくれれば、云うことナスだった。

 やっぱ、即興の言葉遊びは愉しいねえ


            「温もりは 鍋と笑顔と 湯気にあり」
                            草露
 

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芸術はどこへ!

2011年12月09日 | ★映画★

                 

 12月7日(水)。今年から参加している登山部「ローゼンピークス」の仲間の一人から誘われ表参道に向かった

 紀伊國屋の先路地を進んだ空間で、芸大の若き音楽家たちの演奏の場を設けたというものだ

                 
                 

 熱気溢れる地下の空間で、奏でられる演奏は馴染みのものもあって、師走の無機質な心にほっこりと灯りを点してくれる

 立食形式のお料理は、フランスで修行された若き女性シェフが腕を振るったもの。出てくるたびに、あっという間に、その場にいる人々の胃に消えていった

 居酒屋オーナーのわが同期が差し入れた日本の銘酒から、シャンパン、赤白ワインの逸品は無限に注がれて、極上の音楽とともに酔いしれる

                 

 普段交流しえない、20代から50代までの多業種にわたる出会いもこのパーティーの醍醐味。

 山登りつながりの仲間から仲間へ紹介が相次ぐ。

 実は…。あっしはその名の通り、海派です。とおずおずと紹介すると、さすがに百戦錬磨の手練れたち。知り合ったばかりの山ガール、山男から、ダイビングやら、サーフィンやら、マラソンまで趣味の話に花が咲いた

                 
                 
                 

 若き才能溢れる芸術家たちも、この不況で、目指す音楽家になるのは一割にも満たないとか。もったいない。

 そこで、わが仲間を含む有志たちが、活動の場を提供しようと呼びかけあって3年目に入るのだとか。

 バイタリティー溢れるKさん 山、自転車、RUN、飲み、仕事、すべてがナンパのためではなかったのだねえ、と感動した。

 手作りのパーティー。聖夜が近づくこの夜に、白いツリーのごとく、エネルギーを持った若者の顔がひときわ輝いていた

 誘ってくれた、Kさんありがとう

 そしてスタッフの皆さん、演奏家の皆さん、シェフ、仲間、すべてに感謝した夜

 当然、二次会へ。この日で三日目の忘年会と称する飲み会。今週は6日間連続の予定である。ふぅ~。

 芸術はどこへ向かうのだろう。曲がりなりにも物書きのあっしは、文学の向かう先も気になるところ。

 たまには、こうして若者のいる街にでると、元気もらうね



            「サックスの 音色にひかる 銀杏たち」
                              海光

 

   2011年TOTAL RUN  2014.5km    12月7日現在  

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仲間のデビュー!

2011年12月05日 | ☆文学のこと☆

                      

 師走に入った

 幾分冷えるようになったが、やはり昼間の温かさは昭和生まれには尋常じゃない気配がある。温暖化については昨今、議論の分かれるところであるが、個人的にはあったかいのはうれしい。昔から寒いのが大嫌い。いつかお金持ちになったら、冬の間はハワイか沖縄に住むのだと決めているのだが、ついぞ実現する目処はたたない

 吉野杉の香りがぷんぷん香る、樽酒をいただいた。明治の麦酒を復刻した、アサヒビールのラガーで喉を潤したあとに、燗をして升で飲む。はるか西の森に佇んでいるような心地良さだ。すっきりとした辛口はクセになりそうな味である

 12月4日(日)18時この時間は季節風同人、岸史子さんの初出版記念パーティーの時刻。
 ときを同じくして、浅草の拙宅で祝杯をあげさせてもらった

 岸さん、おめでとうございます

 文章を書くという業。喜びより、書けない苦悩や文字、表現が浮かばないもどかしさ、悲しみ苦しみが先に立つ因果な物書き商売。書き上げた達成感は、それら艱難辛苦を経てこそ、到達できる一瞬の光なのだ。それでも、作家は文章をつむいでいく。まさに因果なもんだ。 
                                
                             「緑のトンネルをぬけて」
 
                                                文:岸史子 画:上垣歩子

                                              岩崎書店 刊  初版 2011/11/12


 
 岸さんは最初の関門を越えられたけだし本番はこれからだ

 本という形になる。この初めての嬉しさを忘れず、苦難のときこそこの日を何度も咀嚼しながら、もう一段高みにお進みくださいまし。同人の後輩として、後に続けるよう精進あるのみ、ですな

 いやあ、嬉しい日でござる


             「師走入り みどりがにょきと 芽吹くよる」
                               海光

 

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絶品チョコレートパフェ!

2011年12月02日 | 呑み屋探訪(神奈川県)

                   
                     THE CAFEのチョコレートパフェ

 先日よこすかのハーフマラソンのあとに、横浜国際女子マラソンを観戦したことに触れたと思う

 ゆるりと大さん橋から山下公園の銀杏並木を歩き、たどり着いたのは、老舗の「ニューグランドホテル」

               
                     ホテル正面からレースが観戦できた

               
                            旧館の入り口

 この日は目の前の公園通りがマラソンのため、旧館の入り口は閉まってた。新館のほうから回って入る。この正面玄関に横付けしてクルマのタイアップ撮影したのは、もう六年前になるのか……

               
                                 THE CAFE

 1Fにある「THE CAFE」の給仕さんに声をかけて、しばらく待つことにした。

      

 このホテルは中庭が美しい。村上龍氏の小説にあったシンガポールのラッフルズホテルを想い出す。街自体が人工的に磨き上げられた亜熱帯を旅したのはいつの頃だろう。その潔癖も、インド人街、中華街に入ると様相が一変した。その対比が面白かったが、大きく3民族が交代する政治もまた異境であった

 いつの間にか、わがTOKYOも亜熱帯と化している今日この頃である

             

 外光が降りそそぐ席に案内され、連れと二男は待望のチョコレートパフェと珈琲を注文。持ち帰ったスゥイーツの雑誌に載っていたそのままにびっくり。レギュラー997円、ミニ892円。チョコレート、アイス、生クリームがてんこ盛り。

 あっしは、ここでようやく冷えたビールにありついた

 走ったあとの一杯は格別なのだ

                  
                 
     

 ホテルで寛いだあと、中華街を散歩する。

 黒酢などを買い込んで、三国志の勇、関羽を神と祀った「関帝廟」を通って、元町方面へ

 応援してくれたFamilyもチョコレートパフェでご満悦

 スポーツあり、観戦あり、グルメありと、でものんびりと過ごせた晩秋の休日。晩秋とも、初冬ともいえる時期だが、25度の気温はTシャツで歩けるほど…

 やっぱり日本は、亜熱帯になったのか。

 こころおだやかな一日に感謝


                    「黄金の 銀杏うつす チョコの塔」
                                海光
  

 

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