週刊浅草「江戸っ子瓦版」 -のんびりHiGH句な日々-

文学と食とRUNの日々を、PHOTO5・7・5で綴るエッセイ♪

年越しそば 2018

2017年12月31日 | 呑み屋探訪(神田、室町界隈)


【初雪や 大晦に 振り仰ぎ】酒上乃不埒


 大晦日でがんす。

 朝、初雪が舞い降りた。

 こりゃ寒いこって。

 晦日といえば、紅白に、年越しそばでござんすな。

 今夜は鴨ねぎの南蛮をいただくとして、

 blogでは年の瀬のお仕事もご一緒した【室町砂場】さんのご紹介。






 柳もいい感じにしな垂れ、門松が早々に取り付けられている。

 クリスマス蕎麦屋は案外穴場だが、この時期はひっきりなしの忙しさ。

 大将にご挨拶して、あさりのことを褒めちぎった。

 ここのあさりほど、ぬる燗に合うアテはない。

 生姜が効いてるんだ。





 


 名物のかき揚げそばでなく、この日は天ぷらの盛り合わせを発注。

 海老も尻尾ごといただいちゃう。

 ズズッと、セイロで締めて大満足だわ。

 

 
 駆け足で巡った一年間。

 新年はもっともっとチャレンジしたいが、地に足をつけた仕事がしたいな。

 みなさん、今年はお世話になりました。

 2018年、引き続いて頑張ります、どうぞよろしゅうに。

 健康第一に、良いお年をお迎えくだせえ。


 海光哲拝 

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にんべん「出汁の力」

2017年12月17日 | ★江戸っ子エッセイ★




【木枯らしに鰹の香り早足で】酒上乃不埒


 ここんとこ日本橋通いが続いている。

 年の瀬の12/28(木)に、COREDO室町三井ホールで、

 ヒトサラマガジン連載の「AUN J クラシック オーケストラ」のコンサートがある。

 そこにヒトサラが「グルメ」の監修役として参加することになったのだ。

 パートナーは、日本橋老舗の皆さん。

 心強いこと。

 この日は、そこでもご一緒するにんべんさん「だしせか」のキャンペーン最終日。





 本社内の審査会場に、

 我らがヒトサラ編集長、 月間200万アクセスブロガーのYOMEちゃん

 日本橋だし場はなれの料理長と揃った。

 もこみちさんは残念ながら欠席で明日審査されることに。

 「#だしせか」をつけてインスタにアップされた写真はどれもフォトジェニックで、美味しそうだ。

 白湯だしにつけた鹿肉のスペアリブなんて、想像もできない代物だが食べたい。





 ヒトサラ編集長が選んだフォトジェニック賞のインスタと「シェフ推し」本で記念撮影。

 速水もこみちさん、YOMEちゃん、はなれ料理長の集計は週明けとのこと。

 ご当選の皆さんには、素敵な商品が当たる。

 詳しくは、にんべん「だしせか」のページで。

 どうぞお楽しみに。






 そして、打ち上げはもちろん、COREDO室町一階にある「日本橋だし場はなれ」

 嬉しいのは、どれもににんべんさんの鰹節が使われていることだ。

 長芋フライは癖になるお味。

 川越のCOEDO BEERで乾杯。

 こりゃ酒がいくらでも入るわ。






 ふわふわのオムレツは二種類のタレをかけていただく。

 炊きたて飯もたっぷり二種類。

 鰹節専門店ならではの贅沢な「鰹飯」も素晴らしいが、

 この日は、もこみち監修のチキンの炊き込みご飯も供された。

 鰹だしバターなる、強烈な組み合わせ。

 もこみちさんは本当に料理が好きなんだなと思わせる逸品。

 出汁をかけての茶漬けが抜群に合う。

 お腹がはちきれる感じだけど、お代わりしてしまう。





 にわかに、編集長のサイン会が勃発。

 書き慣れた風はやはりこの人只者でない。

 いつも横にいらっしゃるが新たな発見。

 編集長、尊敬してます。

 そして、勉強になります。




 すっかり鰹三昧の師走。

 コンサート&日本橋食コラボのご案内はまた別途ご案内いたしやす。

 では、お後がよろしいようで。  

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大川のフレンチ【ナベノ-イズム】

2017年12月10日 | 呑み屋探訪(浅草、根岸、本所界隈)




大川は セーヌの畔り 鳩も暮れ】酒上乃不埒



 大川にフレンチの名店がオープンしたと聞いたのは一年半前のこと。

 ジョエル・ロブションの右腕と言われたシェフ。

 その年すぐにミシュランの星を獲得。

 彼がどうして浅草の地を選んだのか個人的に興味があった。

 



 それが【Nabeno-Ism】である。

 今年は『ヒトサラ』のCMにもご出演いただいた。

 以来何度も通ったご縁の深い、渡辺シェフ。

 日本中の料理人が憧れる人物像は、温厚にして情熱を秘めた熱血漢。

 大のプロレス好きと聞いたから、あっしのテンションも上がろうというもの。





 海さん、ランチが空いたよ、とメッセージをもらい、2日後に店へ。

 1周年のパーティーの時とは違って、貸切の落ち着いた空間が待っていた。 

 シェフからです、とウェルカムシャンパンを注がれる。

 この日は、雲ひとつない蒼空。

 船の行き交う大川に、黄金の液体が輝く。

 シェフの家紋プレートをひっくり返すと、コーススタートの合図。





 この週が最後という秋の献立。

 地の野菜や菓子をつかった前菜が一品ずつ個性を魅せる。

 雷おこし、薬研堀、東京野菜etc。

 どれも口に入れてしまうのが惜しいほど、控えめで艶やかだ。

 浅草っ子として、フランスの伝統を素地にした、地元食材との組み合わせは嬉しい。

 フルーツトマトのガスパッチョがオレンジの泡ととも全てを調和する。





 こちらは、CMでもお世話になった両国江戸蕎麦ほそ川の、蕎麦粉をフレンチ流に炊き上げた一品。

 塩ウニと昆布のジュレに眩い黄金と天城の山葵がのる。

 キャビアの塩っぱさが、淡く繊細な蕎麦粉を引き立たせている。





 大川の千住葱と杏のコンポート、紅玉と小松菜のルーロー。

 およそ日本人には想像もしえない日仏のコラボに舌が喜んでいる。

 個性豊かな鳩のムネ肉に、ライムと生姜の香りがアクセント。





 生の黒胡椒が効いた鳩のパテは、フランス産のパンに合う。

 冷凍技術の進化により、半生に焼き上げたパンを、食べる直前に完成させる。

 まさに、外はカリッ、中身はふっくら小麦そのままを、温かくいただける。

 軽めの赤をひと口すすると、もう止まらない。





 仏産のグルヌイユ(蛙)に、帆立、チイタケ、大なめこ、銀杏のスープ。

 エスカルゴのバターがまろやかに調和させる。

 シフォンケーキのように口溶ける、パセリのパン。

 スープに浸すと、大川がセーヌ河に見えてきた。

 極めた料理には、ヒトを瞬時にトリップさせるものがある。

 蛙は幼い頃に食べたフライ以来か。

 この小さな両生類の妙味に開眼させられた。





 そして、ジョエル・ロブションへのオマージュと銘打ったメイン。

 豚のホホ肉は、噛み応えも残し、複雑なスパイスは軽妙でクドさを感じさせない。

 ここでも金粉が色のバランスをとっている。

 フランス伝統の美でお腹を満たしたいシェフのおもてなしが沁みる一品。

 赤で口を洗うと、まだまだイケる。





 秋の終焉を知らせる巨峰とシナモンの香りがいい。

 ベルモットのグラニテは花香るフロマージュブランで。

 川面の清涼が広がるようだ。





 続いて、和栗のタルト、ポワールウィリアムのソルベ。

 芳醇なカカオを贅沢につけて食べる。

 甘党にはたまらない至福だろう。





 さらにシメ、浅草老舗の七味や抹茶を効かせた銘菓。

 大統領に淹れたことで有名な東浅草のマイスター、バッハのコーヒーと一緒に。

 冬の兆しの陽光が、伝統のフランス料理を先鋭の江戸料理に変えてしまったようだ。

 イノベーション、いや、これはもうレボリューションといえよう。

 改めて、渡辺シェフの技法と先見のセンスに感動。

 凄い人を、CMに起用したんだなぁ。






 気さくなお人柄で、いつも別れはガッチリと握手。

 冊子を手に、大川にそびえるスカイツリーと。 

 同世代にこんな偉大なシェフがいる。

 現役で輝く姿は、人知れない努力の結晶と思われる。

 あっしもまだ頑張らねば。





 渡辺シェフが歩んだ、その道のりごと味わえた秋の昼下がり。

 すべてを体現させる料理の奥深さに感じ入るばかり。

 フランス料理に対する見方が変わった。

 渡辺シェフの料理を、季節ごとに味わいたい。

 そんな衝動に駆られるコースでござった。

 地の食材をつかった数々、シェフの目指す志がじわじわと沸き起こる。

 浅草では荷風翁が愛したアリゾナの火が消えて久しい。

 翁なら踊り子と一緒に繰り出し、ここを贔屓にしたんじゃないか。

 そんな妄想もまた楽しからずや。 

 シェフ、ありがとう。

 今日はどうもご馳走さまでした。 


 

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酉の市2017

2017年12月02日 | ★江戸っ子エッセイ★




【秋枯れに三本締めで運気上げ】哲露

 
 11月があっという間に過ぎ去った。

 こうして人生は映画のように駆け抜けていく。

 30日、北は北海道、南は九州の後輩たちを引率して出かける。





 みんなは酉の市初体験。だから、浅草寺の参道から御一行さまご案内。

 写真は江戸時代の熊手と書いてある。

 実に素朴な美しさだ。





 こんなリアルな猫やフクロウもいる。

 あちらこちらで、三本締めの景気いい声がこだまする。

 自然笑顔になってしまう。





 鷲神社の鳥居をくぐると、米久の大きな提灯が見える。

 ここの和太鼓がいい。

 そして、中庭がいい。

 何より、シンプルな牛鍋がいいのだ。




 あっしが知る限り、都内でもかなり広範囲の露店がでる。

 仕事帰りだから、お腹も空き、喉も渇いた。

 ビールやハイボールを買い、たこ焼きを手にいれた。

 もう言うことないす。


 



 


 地元の消防署、ボートレースは特徴がある。

 TBSの熊手は、金スマの文字も。

 北島三郎、石原慎太郎といったビッグネームも見所なのだ





 三の酉の寒風が心地よい。

 運をかっこむことから、ご覧のような形になった。

 こんなお守りをもったら、運が舞い込むかもね。


 


 ねぎまを頼んだら、豚バラが人数分きた。

 やばい、相当でかいっす。

 にしても、機に優しい後輩たちとの時は愉しい。

 事業部から独立した法人、格上げになった新会社のために熊手を購入。

 どんどん大きくなりますように⭐︎






 同じ日に、NHKホールで打ち合わせ。

 楽屋から出ると、外にはこんな素敵なイルミネーションが点灯。
 
 道ゆく人は、皆んなスマホを構えている。

 月が開け、もうクリスマスも近い。

 聖夜に向け、日本橋で和のイベントをやることになった。

 「音」と「食」の祭典。

 師走も駆け足になりそうだ。 

 

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