週刊浅草「江戸っ子瓦版」 -のんびりHiGH句な日々-

文学と食とRUNの日々を、PHOTO5・7・5で綴るエッセイ♪

物語をつむぐということ。

2011年03月27日 | ☆文学のこと☆

       一葉通りの桜

     「彼岸明け ビール片手に東風を待つ」
                              海光 

春分を過ぎ、彼岸も明けたのに、まだ北風の強い日が続く

その風に乗って、見えない恐怖が飛ぶ。
不安になる、パニックになる、かの地の人を思い吐き出せない鬱屈が溢れている。
それでも、かの地で暮らす人々に思いを馳せ、人間の温もりを再確認したいと思う。

東北で自然と人工の双方の敵と対峙し、疲弊しながらも戦う同人がいる。

この時、だからこそと、季節風の同人たちが新宿歌舞伎町に集った。

その行動を支持すべく、筆者も合評会に参加する。

あさのあつこ代表を筆頭に居並ぶプロの作家と同人たち。
そして、大先輩の編集者も顔を揃えた。

この場にいる幸運。
お誘い頂いたT女史に深く感謝。

昨年の大会、研究部会の緊張感を思い出した。

楽しい・・とは違う。
充足とも違う・・

「物語をつむぐ」ということ。

この大命題を前に、真摯に向き合う同人たちのパワーにたじたじとなる。
頭から体、足の指まで感電し、今日一日しびれが止まらない。

襟を正さねばいけない。

書き続ける勇気を持ち続けられるだろうか?

ふたたび、己に問いかけながら、今朝もRUNする

       浅草寺 五重塔
       浅間神社の桜の木

4月2日(土)は、全そ連の花見句会
ここでも義援金をつのり、同志で文字を媒介に友好を深めたい。
この時を大切にする、それがいまの日々に肝要なことなのではないか。

どんなに寒く、長い冬も、東風吹く春に移り変わる。
そう、季節は巡るんだ。

五重塔奥にそびえるツリーも健在。

浅間神社では蕾から、いまにも花びらが飛び出しそうな勢いだ。

         蕾と空

春はもうすぐ。

一日一生。

悔いのないように、前に進みたい!

決意を込めて、一句・・・


    「我思う ゆえに逡巡し春に立つ」
                         
海光

児童書の老舗、某版元のT大兄が誘う店は、なんとしょんべん横丁
どさんこ、通る度に気になっていたんすよ。
さすがのチョイスに、思わずニヤリ

     刺身盛り
     味噌きゅうり

宝来家がもつ焼きの雄なら、こちらは峻烈な活きの魚介が揃う穴倉。

昆布入りの焼酎は、薄い琥珀色からして魅惑そのもの。
グルタミン酸を完備した、海の豊穣の旨味エキスが舌の上を滑り落ちる。
そして、話題の成分ヨウ素は不埒な呑んべにも一瞬の安心をもたらしてくれた。

水分をたっぷり含んだ野菜の鮮度と、甘い味噌の熟成が口をすすいでくれる。

同人たちと交す、言葉の切っ先に怯えながら、蛤の塩っけの強い肉汁に、さらに強く香る海のお湯割りを流し込む。

    

四次会出て、終電一本前。
二丁目はまた今度、ですな・・

   

2011年3月27日現在 419,2km走破 

 

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希望の塔!

2011年03月20日 | ★江戸っ子エッセイ★

         ハクモクレンの花

3月11日・・・

あの日以来、連日の報道でもたらされる惨害に心を痛めているヒトが世界中に多くいると思う。
その世界中から寄せられる援助と激励、日本人の秩序だった行動や譲り合う姿への賞賛とは裏腹に、この機に乗じた詐欺や盗難の類いには、善と悪を併せ持つ人間の罪深さと複雑さを思い知らされている。

自家用車の給油のために長い列を作りながら、現地になぜ支援物資が届かないと憤る。
暖房の部屋にぬくぬくしながら、被災者が可哀相だと涙し、義援金を送る。
被災地の子供の泣き声に心を切り裂かれながら、水や食料、マスクを買い貯めする。

ヒトとは、矛盾した生き物である。
ここでも良心とエゴ、白と黒、そして間に様々なグレーが存在するのだ。
筆者もそのひとり。
暖房は元々使わないように努めてきたが、さらに家のコンセントを抜いて、買いだめはしない、なるべく一部屋で過ごす、節約に努める、家人にいいながら、放射能の怖さから近所のトレーニングセンターで走ろうとしてた。
かみさんにそれって電気使うんだよ、と指摘されて、ハッと気付いた次第。
情けない・・

3月19日、目に見えない放射能と花粉に怯えながら、久しぶりに隅田川をRUNする。
外に出ると、まるで何事もなかったように、空は澄んで気持ちいい風が吹いている。

少し走ると、異常に慣れきった目に空に向かって真っ直ぐに伸びる白い花が飛び込んできた。

葉をつける前の、白木蓮(ハクモクレン)の花びらが陽を浴びて、その無垢の白い輝きを放つ。

   「目にうつる 居並ぶ希望白い花」 海光

       

築山では、大寒桜が淡く白っぽいサクラ色を道行くヒトを見下ろすように大きく開いていた。

    

花々を飛び移る野生の鳥の営みが、この今の心に響くようで、みな立ち止まって見とれていた。

異常の中にも、季節は巡り、命は育まれている。

     ツリーの見えるオープンカフェ

     カモメと魚

柳橋のたもとでは、カモメと鴨が魚を捕獲し、啄ばんでいた。
ここでも、命の輪廻が繰り返される。

     屋形舟の杭

地震の揺れと海水が逆流した影響か、屋形舟の杭のほとんどが倒れていた。
被災地から遠く離れたここでも、杭を倒し、川辺に泥が打ち上げられている。
ここでも現実が見られるのだ。



前日18日には、長男の卒業式があった。
世間に縛られた大人たちのスピーチと比較して、卒業生たちの合唱と答辞が心に響く。
東日本大震災のこと、中学3年間の自分たちの過ちのこと、そしてそれを踏まえて責任を持って生きていく誓い、自分たち若い世代がこれからの日本を変える、そして世界へ飛び立っていくんだという話しに心打たれた。

世代交代が日本の復興へ必然なのは言うまでもない。
彼ら彼女ら自身が考えた答辞に込めた思いに、清々しい決意と逞しさと成長への過程を見た。
 
大丈夫!
また日本は再生し、発展していける。

           最長まで伸びたスカイツリー

ハクモクレンの向こうに、634mに伸びたスカイツリーがそびえる。

この地震の中でも、計画通り目標に達したんだ。
日本人の叡智が結集した、希望の塔。
日本人の強さがいまこの時、世界一の偉業を達成した。

もう一方の技術の結集である原発は、人間の所業、慢心への戒めの象徴である。
その現場で、命がけで放水、冷却活動をする男たちがいる。
そして、それを支える家族と無名の人々がいる。
何によって、快適な生活が営めてきたのか、きちんと検証していくことが求められる。

放射能という二次災害の一刻も早い修復を願う。
被災地での生活もリアルな現実なのだ。

いまこの時何ができよう・・

よくよく考えて、行動しよう。いま、自分たちにできることを・・・

被災地の方、日本人すべてに、この希望の塔を眺めて、前に進む勇気を持ってほしい。

核はいらない。
では、電力によって満たされた生活をどの程度改められるのか。

戦争はなおごめんだ。
では、それぞれの利権争いにどう終止符をつけるのか。

       19日の仲見世通り

そんな週末だが、浅草寺に参拝する人々に、笑顔が見られた。

この当たり前の日常を、異常の地にも取り戻すべく活動を継続することが大切だ。

この異常を忘れず、生活する価値観、基軸を大きく見直す機会になるといい。

人々の優しさで包まれる世界に変わることを祈る

2011年3月20日現在 403,2km走破 

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メッセージ!

2011年03月16日 | ★江戸っ子エッセイ★

長男が金曜日、卒業式を迎える

受験後、友人同士集まって、答辞の原案を日々練っているのだ。

その卒業式すら危ぶまれている。謝恩会は早々に中止、延期の連絡が入る。

卒業式を中止した立教新座中学・高等学校の渡辺憲司校長から卒業生へ。

俺は立教生じゃないけど、素晴らしいメッセージだと思う

萎えることもあるが、若い世代のためにも前に進もう 

http://niiza.rikkyo.ac.jp/news/2011/03/8549/


   「荒ぶれる 大海原に花香る」 海光

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いまできること!

2011年03月16日 | ★江戸っ子エッセイ★

ツイッターで見つけた、希望の光を灯す仕事

http://twitpic.com/49nqza 

ひとりひとり、今できることをしよう

筆者は早速この仕事を始めた。

塵も積もれば山となる。

すぐに、誰にでも始められる簡単な仕事だ

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世界中からの祈り。。

2011年03月15日 | ★江戸っ子エッセイ★

言葉は怖い。
今の時代で言うと、ツイッターやフェイスブックの影響が代表格だろう。

そこに書かれた言葉は、
暴力にもなり、労わりにもなる。
時に誹謗中傷も横行するが、時に温もりや勇気を与える力がある。
時に鋭く心を刺し痛みをもたらし、時に傷つき弱った心を癒す効果もあったりする。

震災の前、日本人は元気や活力を失い、矜持やマナーをも忘れてしまった、と筆者は思っていた。

しかし、震災後の日本人の秩序だった行動に対し、世界中から概ね肯定的な声が集まっている。

それもこれまでに、日本人が世界へ対して、発信し、行動してきた結果だと思う。

言葉の力は強い。

安易に文章を紡ぐことをしてはいけない。

それにしても、今回の届いた生の声はすごいパワーだ。

栃木県の避難所、停電の中最初の夜を明かした20歳の学生がまとめたものだという。

すべてが奇跡だ。

でも、奇跡は行動から起きた。

このヒトの良心の言葉が被災地に届くことを祈る。

文章を紡げることを誇りに思って、書き続けていこう。


「住んだ町 揺れて流れて星見ゆる」 
海光 


◇言葉の力を集めたツイート

http://prayforjapan.jp/tweet.html



震災の起きた日。
延々に待ち続けた後、バスに乗り込み愚図る小さい子供に、「「うるさい、黙らせろ、降りろ」と悪態をつくおじさんがいたという。
一方で、待ち続けたバスが一杯で諦めかけた女子学生を無理やり乗せて、下車後も最寄りの駅までタクシー代を支払い、名前も告げずに去ったおじさんもいたという。
これこそ、本物の伊達直人か。

震災、原発とマイナス要因から世界の投資家は、日本を見放して株価は暴落した。
一方で、世界各国から日本を支援する声や行動が後を絶たない。

本物の魂の共鳴は、白色も黒色も黄色もすべてのカラーを飛び越えるんだ。

人生いろいろある。ヒトの心もいろいろだ。

同じヒトの心の中に、白も黒もたくさんの中間色がある。

それでも、僕は悪より、性善説を信じて生きてきた。

これからもそう信じていこうと思う。

We are the world!!
We are the children!!

あなたはひとりではない!

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東日本大震災救援募金活動スタート!

2011年03月14日 | ★江戸っ子エッセイ★

筆者は政治的に偏りはないつもり。

たまたま見かけた、福島党首のツイッターより抜粋した。

何かしたい、どうしたらいいか?

そう悩んで、何かできたらと思ってる人は、いまいろいろと政府与党にも働きかけて、記者会見の手話を実現させた福島さんを信じてみるのはどうだろう。
各被災自治体や日本赤十字を通じて、被災者の方々に少しでも救援物資等を届けるひとつのいい方法かも



下記、福島党首のツイッターより
社民党東日本大震災救援募金活動を全国で3月12日からスタート

銀行口座は次の通りです。

口座名:社民党災害救援基金
金融機関:中央労働金庫 霞ヶ関支店
口座番号:1543988。

各被災自治体や日本赤十字社を通じて、被災者の皆さんの生活再建に役立てて頂きます。

いま、できることをしよう。自分自身の直感を信じて

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それでも日々を生きる

2011年03月13日 | ★江戸っ子エッセイ★

       12日朝日夕刊1面と12面   
       13日朝日朝刊1面と8面

眠れない夜が続く。朝も昼も心が落ち着くことを忘れたようだ。
何も手につかない。

被害にあった方に心からの追悼とお見舞いを申し上げる。

大地震、津波にあった被災地の地獄絵が後輩のメールでリアルになった。
心が痛むが無力だ。
放射能漏れが始まった福島の原発。
第二、第三の予防策も想定外の事態に恐怖心が煽られる。

コスモ石油に始まるスパム、チェーンメールの類い。
筆者も善意ゆえの友人のメールに、信頼足るかと前置きの上、情報を知人に委ね、転送した。
事実は不明だが、軽率だった。
善意を利用した悪意にほくそ笑む人間がいることに、吐き気を覚える。

一方政府の、企業の発表は、大きな組織ゆえ責任問題からの隠蔽、情報公開の遅れ、不信の匂いを感じる。
いまだに、過去の人為的汚染等に苦しむ人々がいることもまた事実だ。

ツイッター、フェイスブックに代表される口コミが圧政に苦しんだ中東に自由をもたらしたのは記憶に新しいが、その情報もそのまま信頼していいものか、疑うことも大切だ。

地上波の映像よりリアルなユーチューブの原発の映像。
それもまた今の時代の現実。

果たして・・
最後は自分自身、個人個人の経験、見地から、咀嚼し、考え、判断し、行動するしかない。

地上波で、ラジオで、ネットで、あらゆるメディアで、死者、負傷者のカウントは続く。
ハリウッドの映画のようなリアルな映像に、現実感を失いがちになるが、
被災地の地獄から発せられる、ひとりひとりの肉声は、瞬時に色を帯び、背筋がピンと張る思いだ。
この悲しみ、悔しさを忘れてはならない。
まして、政争の道具に使われるなんてことは愚の骨頂だ。

        大寒桜が開花
        桜とツリー

こんな悪夢の騒動の中でも、いち早く隅田川公園では大寒桜が花開いた。
昨日もお伝えしたが、新しい東京スカイツリーも希望の光のごとくそびえている。

スーパーで、コンビニで、水や保存食、カップ麺に、牛乳、野菜、カセット燃料などがことごとく消えていく。
いかに日常の防災対策に疎い、日々を送ってきたのかが示されているようだ。

被災地では、水が顕著に不足、トイレの問題、寒さ対策、持病を抱えたひと、弱いひとへの対策が急がれる。

自然の猛威の前に、無力を思い知らされるが、沈黙と沈滞がいいわけがない。

余計なお世話になっても、声と行動が明日への希望につながると信じている。

市井の民は、都心の目抜き通りを延々歩いて帰った金曜日を忘れないはず。

それでも明日からいやいや日常が続くのだろう。

余震と日々に怯えながら・・・

ひとりでも多くの人々のご無事を祈りつつ・・

僕は書き続ける。。

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自然の力

2011年03月12日 | ★江戸っ子エッセイ★

        3/11朝刊1面と20面

3月11日。
人々の心に、新たに刻まれるだろう3.11という数字。

東日本一帯で大地震、大震災が起きた!

現時点のニュースで千数百人という死傷者の数字の報道に何の意味があるやいなや。
いや、それも大切な報道の確認作業。
でも、なんて悲しいカウントなんだ。

自然の偉大な力の前に、人間の無力さをいやというほど思い知らされる。

ついに! 
来たかっ!

地震の起きた瞬間、真っ先にしたのはやはり家族の安否の確認。
いずこの人も同じ行動をしたのじゃないか。

ケータイもつながらず、電車も動かず・・
歩道は、原初のごとく、歩くヒトの行進でつながれた。
遠路のヒトは泊りを余儀なくされる。
いみじくも、被害が最小限の東京では大震災の本番さながらの訓練になったのではないだろうか。

自然の猛威の中にあって、仕事も会社も日常のすべてが無味乾燥に感じた。

命あっての生。
命あっての趣味であり、学びであり、仕事である。
命あっての愛であり、憎である。
命あって、初めて悲があり、喜がある。

同人季節風の合評会は中止となり、延期。
会員の安否、ご家族の安否が気になる。

果たして本日太極拳の同志たちは集まるのか。

友人、親戚、次々と安否の連絡、そして安堵。
中には避難所にいる家族を抱えた友人もいる。
出張先で足止めをくらっている友人もいる。

今こそ日本人は、活断層の上に住むことの不安定さの再確認が必要だ。
国に活力を取り戻すべく、一致団結して再興を考え、行動するいい機会ではないか。

皮肉なことに、一瞬にして野党の仕掛けた総理の献金問題は吹き飛んだ。
総理の、大臣の、野党の、政治家の献金や汚職は必要悪とは言わないが、もはやとめどない繰り返し・・
だったら、国に、市井の民に、弱い者にどれだけ注力するか、そこ一点だけを見つめていきたい。

政治はご法度にしていたブログだが、今回ばかりはご勘弁を。

この国に暮らすあらゆる方々のご無事を祈る。

そして、一刻も早い被災地の救済を願う。

いつ、どこで、同じことが起こるやもしれない。

最低限の準備と心構えで用心しよう。

    

どんな時でも希望はある。 きっと。

自然を前に、人間は無力と書いたが、ことが起きた後に起き上がるしぶとさが太古からこの地球に蔓延る人間の強さなんだ。
特に日本人のDNAには、この国を根城に住まう土着の大和の粘り強さがある。

光を望む新しいスカイツリーも、貫禄の東京タワーもいつもと変わらず静かに立っている。
これも大和魂の造形物。

皆さん、希望を胸に。

そして、細心のご用心を・・・

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ホルモンの夕べ

2011年03月11日 | 呑み屋探訪(日暮里、根津界隈)

          なんちゃってエンガワ

弥生月に入っても、寒さは一向に温む気配がない。
彼岸を過ぎるまで待つしかないんだろうか

久しぶりのお仲間との再会は、日暮しの里。
いつものメンバーで、戦後初のホルモン屋、三河島の本店から派生した、新生「山田屋」にお邪魔した。

三河島の息子さんが日暮里のテナントで営むお店は、洗練された佇まいで清潔感あふれる。
新旧の違いがそこかしこに見えた

    
  
日暮里舎人ライナー口から直結するガーデンタワービルへ
大きなホルモン焼と書かれた暖簾が、偉大なお店の継承であることを主張している。

 


店内のあちこちにユニークなイラストやら、ニンニクや唐辛子をあしらった装飾に目を奪われる。
いよいよ、お肉の本物が継承されているのか、その実力試すべく、肉の刺身を発注した

冒頭のなんちゃってエンガワは、ガツの刺身。
コリコリした食感に、肉の甘味がたっぷりつまり、まさに海で取れるエンガワのような深みのあるお味。
山田屋ときたら、やっぱ豚のレバー。
牛よりあっさりとしたレバーは、生臭さをほとんど感じないのに、良質の穀物を食べて育った豚の潔癖さを感じさせる鮮度の高い内臓。
思わずため息が漏れる

 
          豚の生レバー                     ハツの刺身

           
                 牛レバー刺しはごまダレを添えて

           
               本日一番のオススメ牛テール肉の煮込み

ハツ、牛レバーと次から次へと強引に生肉をススめる筆者。
みんなおっかなびっくり、箸でつつきながら・・

「!」から ・・・   「おいしい!」の連呼

本店にいたお姉さんが一押しのとろとろのテール肉。箸でつまめないほどの柔らかなコラーゲンで、美女三姉妹はきっと明日からさらに輝き、女っぷりを増すんじゃないかな。
本場韓国では貴重な牛のテール肉。
日本にいられてこの値段で、この旨味が堪能できるのは幸せだね

さぁ、お待たせ!
メインの焼肉(筆者的には、生肉がメインって感じなんだけど・・)の登場。



この赤いの、白いの、脂の照り、塩コショウがのった頼もしさ。
焼き加減は好みだからうるさく言うのは野暮だけど、外だけカリっとあぶったレアで食すのが一番のオススメだ。
しかし、肉の赤みの牧草地を想像させる甘さ、黄金色に溶け出す脂のあっさりした肉汁の上品な香ばしさ。
B級なのにかなりの上等。
並のタン塩、ハラミ、たれカルビ、そしてホルモン盛り合わせ(撮り忘れごめん)。
居並ぶみんなの頬が緩むのは当然だね

最後に、男性陣の先輩の明日への活力のため、件のニンニク丸ごと揚げを・・
強烈な香ばしさを放つニンニクは、火を通すとジャガイモのようなホクホクした意外に優しい食材なんだ。
女性陣も思わずおかわりと、手がのびる



シメは本店にはない、南国のフルーツのシャーベットをふたつ。
アイスクリームより、南の海に浮かぶ島さながら、太陽をたっぷり浴びた果実の本物の甘さとまったり舌にのるつぶつぶ感は、焼肉の脂を落としてくれる天然のジュースなんだ

これらを、生ビールに、マッコリに、ジンロで流し込む贅沢な夕べ。
なにより集まったメンバーが贅沢な夕べ。
送別会かもと思われた女子も、無事に再就職先が見つかり、一転壮行会の宴に


            見事なアレンジ                     夫婦円満に・・

記念のお花は、先輩の奥さんの実家の花屋さんで、見事なアレンジ。
千社札はご結婚祝いをしていなかったので兼ねての贈り物。
観音裏で書いてもらい、まだ漆塗りたての出来立てほやほや・・

               

何を食べるかも大切。でも、それ以上に誰と食べるかが本当の美味しさの秘訣なんだ

新生「山田屋」。
息子さんのお店の実力は・・。ちゃんと本質は引き継がれ、進化していたよ。

親父さん、ごめん。歳をとって肉から離れてました。
次回はなんちゃってフォアグラも気になるところだが、是非本店「山田屋」で。
やっぱ本店ならではを・・

思い出したっ! 
ガツ刺し胡瓜食べ忘れた・・とほほ

では8年ごしの気の置ける皆さん方、再見


  「花粉舞い 煙もくもく飲む仲間」
                  海光

  


◇日暮里「山田屋」◆

東京都荒川区西日暮里2-25-1 ステーションガーデンタワー3階
03-3806-8929
http://r.tabelog.com/tokyo/A1311/A131105/13091831/

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雪のバースデイ♪

2011年03月08日 | ★江戸っ子エッセイ★

          
              スヴニールママン製のバースデイケーキ

ムクムクとあらゆる生き物が活動を始める啓蟄を過ぎた月曜日のこと。
あの大雪。。
暖かかった日曜日とは一転して、カラダとココロがマジにびっくりしたぞ
三寒四温も行き過ぎると、神様の人間界に対する戒めか、と思っている今日この頃

決めた
子供たちが巣立った後は、ハワイor沖縄で冬を過ごすぞっと

でも、そんな寒い日でも誕生日は誕生日

今年は手製じゃないけど、入谷のスヴニールママンのバースデイケーキが用意されていた。
しっとりと甘過ぎないスポンジが幸せな感触を口の中に広げてくれる。
いちごとグランベリー、ブルーベリーの甘酸っぱさが生クリームの甘さを引き立て舌が驚喜したみたい。
あの雪の中ありがとう

生きてりゃ、いろいろあるさ。
誰にだって・・
贅沢を言っていけないね。

今年も、家族が揃って祝ってくれる、こんな素敵なバースデイが迎えられたんだ。
かみさんからは、20日のフルマラソンに向けてアームホルダーのプレゼント。
前から欲しかったんだ。
長男はカルビーの堅あげポテト。
次男はマッサージをしてくれた。
素朴にうれしい。

何より、この歳。
誕生日を覚えていてくれる、連絡をくれる、それだけでうれしい。
それだけで十分だな

わかっちゃいるんだ。

お祝いメールくれた先輩や友達、その厚く、熱い友情に感謝する日。
そして、この世に産んで育ててくれた親に感謝する日。
毎日笑顔をくれる家族に感謝する日。
丈夫なカラダに感謝する日。
家族の健康にも感謝する日。

みんな、ありがとう

もちっと、がんばるよ


  「啓蟄を 過ぎても毛布かぶる夜」
                   海光

2011年3月8日現在 343,2km走破 

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海の館

2011年03月07日 | ☆文学のこと☆

         大いなる師の書斎

この冬、茅ヶ崎海岸に近い、師の書斎を探訪した。
感ずるところ多し・・

今朝の朝日の読書欄に載っていた。
「私淑」という言葉。
何でも、直接は教えを受けていないがその人を慕い、言動から学ぶこと。
大兄の著作や言動に感銘を受け、作家を目指す僕もまた私淑しているのだな、と思った。

前に、師のラジオドラマや映画化された作品のことに触れたが、作品を紡いだ現場はまさに神聖な場所への希求。
まだ訪れていない方にも分かるように、写真をふんだんに撮った。
版元の先輩が原稿を受け取りに、集英社時代に通った家は、いまや記念館に。

書く勇気を見失いそうな時に、書いて何かが見えた時に、再訪したい場所。

   
  ベトナム従軍時のあの日の・・            師の生き方を変えた

 
    いまでも息遣いが聞こえるよう        現地の僧侶がお守りに書いてくれた

 師にも同人誌時代があった
        
        名作オーパの遺産       常に頭の片隅にサルトルがいた


     世界中を釣った!            まず、書くこと!書けない時は・・・
 
      飲んだのでしょうな。強い酒で書くことができる作家だった

           
                 ワルシャワの強制収容所から肉声

    いまでも師ならペンを持つのか?

 寿屋(原サントリー)宣伝部時代 

      
            家族に宛てた手紙                東京への一歩

           
                       師の最高傑作

司馬遼太郎氏曰く、開高健は「夏の闇」この一作を書くために、産まれてきた。


          ご存知芥川賞受賞作

          玄関脇に

        
                          珠玉の名言

            
                       閉館まで飽きない・・

師がたしかに生きていた気配を感じながら、息ができないほどの感嘆しかない。

海に近い館を後にする。

空を見上げると、彗星か、衛星か、戦闘機か、館に真っ直ぐに伸びた白い筆跡・・・

ご縁。奇跡。いろいろなことが判ってくる歳。
でもいまだに、何も判ってない、とも思う。

そして、何も為していない。

今日は誕生日。

進歩か、退歩か。深慮か、浅慮か。巧緻か、拙速か。

中国の諺にある通り・・気がつけば、馬馬虎虎の日々。

とにかく、少しでも前に進むことだ。

まさに、

悠々として急ごう!

師に恥じぬように・・・

      「茅ヶ崎で 見えぬ糸を手繰る冬」
                           海光

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ふたたび横丁へ

2011年03月06日 | 呑み屋探訪(新宿、四ッ谷界隈)

        
 
  「旧き友 思い出語り夢食す」
                  
     海光

       

またしても、しょんべん横丁、宝来家へ
今宵は旧き友と敬愛する大兄を引き合わせる。
一方は呑んべえ、一方は横丁に似合わぬ下戸。
蜜も甘いも
分かる大人の二人に共通するのは、音楽

いつか二人のセッションを聴くこともあるのかなぁと予感した夜。
サッポロラガーを皮切りに、ぬる燗、黒霧島・・・
辛子とごま油を合えた子袋に、ハツの刺身に箸が進む。

またひとり呑んべえの先輩が加わって、二丁目のナジャへ繰り出す。

横丁の店も花金(古い?)は二時間制

もっとも、横丁に長居するつもりは毛頭ございません。

句誌の打ち合わせもできて、春の楽しみがまた増えました
新宿ナイトに乾杯

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