週刊浅草「江戸っ子瓦版」 -のんびりHiGH句な日々-

文学と食とRUNの日々を、PHOTO5・7・5で綴るエッセイ♪

酉の市。

2016年12月10日 | ★江戸っ子エッセイ★




【鳥居抜け黄金の餅に験担ぎ】哲露


 お日様の温さがありがたい冬真っ盛り。

 今年も酉の市をそぞろ歩く。

 幼い頃、普段クルマが占有する車道に、寝転んだり、「なんでも」という遊びができるのが嬉しかった。 

 景気が悪くとも、熊手を担ぐ主人の顔は晴れやかだ。

 眩ゆい灯りをゆく家族や若者たちが、どの露店を冷やかそうか思案しつつも皆笑顔。







 下町ローカルならではの賑やかさが、一服の清涼をもたらす。

 夜風は、二の酉、三の酉になるほど冷える。

 今年の暦は、二の酉までだから、火事が少ないと思うのも一興。 

 はてさて。



 


 植木市にも出ているタイラーメンのお母さん。

 着物姿が目の保養と思ったら、なんとインバウンドのアジア人。

 随分と国際的な街になったもんだ。 

 寒風吹きすさぶ中で、すするコメの麺に心もほっこり。

 看板通り、ここのスープはクセになる味なのだ。








 小さなお店から大企業、有名人やら政治家の先生方やら、我が倭人は縁起を担ぐ民族というのがよくみえる。

 あちらこちらから熊手を買い求める方が続く。

 シャンシャンシャン、と景気のいい三本締め。

 ああ、2016年も終わるのだな。


 


  転職した会社から青山墓地は、程よい散歩道。

 乃木神社も近いからこんな石碑も建っている。

 日の当たる場所で、弁当を食らうのもいいもんだ。

 怒涛の飲み会、覚えること多しで脳がフル回転している。

 茂木先生曰く、あえて体験しえない環境に身を置くことが、ボケの防止になるそうだ。

 アルコールで破壊される脳と、活性脳、どっちが勝つのか。

 そんなしょうもないことを考えつつ、今日も走る。

 今週も飲み会だらけだな。

 好きこそ物の上手なれ。

 気の合う仲間と飲む酒は、いつでも旨い。 

 さて、今宵も。 



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