週刊浅草「江戸っ子瓦版」 -のんびりHiGH句な日々-

文学と食とRUNの日々を、PHOTO5・7・5で綴るエッセイ♪

柴又吟行(参道~本所吾妻橋)

2013年12月07日 | ★全国蕎麦屋飲み好き連★

  

         矢切りの渡し


「あぜを行くわだちでよれて秋の道」 海光 (人)


 前篇のつづき

 畦道を東へ、ふたたび渡しに乗ってエッチラオッチラ。

 長閑な昼下がりでござる。



 

 句会の賞品を、この日は現地でご調達。

 お腹の空いた面々は気持ちのままに、高級漬物やらお煎餅やら買い込んだ。

 おばちゃんとの掛け合い。

 散々試食を摘んで、みんなでやいのやいのと、参道店を冷やかすのもまた楽しい。
 





 目当ての蕎麦屋、やぶ忠にご到着。

 目抜き通りにありながら、良心的に旨いそばを食わしてくれる。

 前回に来た時に食べたうどんも本格的な手打ちの本物なのだ。 

 冷えたエビスが嬉しい。

 大人の遠足に、かんぱい! 
 

  
       寅さんのポスター





 囲炉裏端のテーブルに座れた。

 ぐるりと顔を揃えて、自家製の刺身コンニャクをつるり。氷にのった薄切りが絶妙の喉越し。

 野趣たっぷりの葱が効いたソバ味噌に燗酒がすすむ。

 柴又揚げはぷりぷりと歯ごたえがたまらない。

 酒飲みの頬が緩むツマミが庶民価格なのが嬉しいね。
 


 天麩羅も素材を活かした職人技が光る。

 塩でもよし、醤油でもよし。

 新鮮な油で揚げた証拠なり。


 

「河越えてのどの渇きに蕎麦湯かな」 草露

 

 そして、お待ちかねの手打ちである。

 香り豊かな新蕎麦を味わえる贅沢は晩秋ならでは。

 恵みの季節はやはりありがたい。

 

 じつは初回の俳句が酷いもので、二度目に詠んだ句を掲せたのだ。

 のどかな散策に、少人数の気楽さ、油断したメンバーみんなが絶句した。

 初回を知りたい方は個人的に連絡を。

 

 本所に移って、二次会はいつもの稲垣へ。

 モツと稲グラタンに舌鼓を打ち、芋焼酎が空いてゆく。

 クリスマス色に灯ったスカイツリーを背景に、記念のショット!

 小春日のなか、気持ちのいい休日になった。

 師走に入り、今日は大寒。

 永田町はとんでもないことになったが、 今こそ本物の民主主義への脱皮のとき。

 今月17~19日は、浅草寺で羽子板が開催される。

 せいぜい風刺の板を楽しんで明日に備えよう。

 全その皆さん、お疲れさんでした



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2 コメント

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Unknown (鶴輪)
2013-12-08 21:35:22
この度も調整等有難うございました!
今回もまさに大人の遠足感満載の吟行でしたね。
完全に楽しんでしまいました。
次回も宜しくお願い致します。
畦道。 (海。)
2013-12-12 17:55:27
鶴輪さま
どうもお疲れ様でした。
たまには長閑な田舎道もいいもんだね。
鶴ちゃんはいまや全そに欠くべからざる存在であります。
新年の吟行計画、一度会長と集まって一杯やりませう。
よろしくお願いします。

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