【打ち水に 下駄を濡らして 空見上げ】酒上乃不埒
気づいたら、前回の更新からひと月も経っていた。
その間、西日本では豪雨による被災が続き、
薄っぺらい政治、W杯と世の移り変わりは激しい。
浅草では、江戸風鈴の音に引き寄せられるように、朝顔、ほおずきと市が行われた。
目まぐるしく変化する時代にも、こうした変わらぬ風物があることに救われる。
何としても人は生きねばならないからだ。
夏詣の灯りに、ご先祖さまも立ち寄られるのかもしれない。
団扇、浴衣、下駄、打ち水、蚊取り線香、西瓜。
封建の知恵も及ばぬ猛暑が続く。
もう一つ、合羽橋で行われた下町七夕祭り。
思い思いの願いを短冊に込めて。
天災の苦労も、お互いの知恵を出し合い一日でも早い復興を願いたい。
まもなく八月、終戦記念日を迎える。
天災は防ぐ手立てはなくとも、人の悪意、欲望が及ぼす人災は防ぐことができるはず。
高校球児の汗の一粒でも、偽政者にかいてもらえたら。
ひとの持つ、良心、思いやり、笑顔が黒い欲望に勝ることを祈る。
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