京都で定年後生活

2013年3月60歳で定年退職。

美術館と庭園めぐり、京都の四季の行事と花を綴ります。

クマガイソウ(熊谷草)、花菖蒲、霧ヶ峰ヒオウギアヤメ、大葉大山蓮華、ハナイカダ

2019-05-22 18:31:48 | 2019 花


クマガイソウ(熊谷草)

林床や竹林に群生するランの仲間です。匍匐(ほふく)茎と呼ばれる地下茎を長く伸ばして増えていきます。
葉は丸っこい扇状で縦じわが何本も走り、表面に凹凸ができ、つけ根の部分で重なるよう前後に2枚つきます。
その中心から花茎を伸ばし先端に1輪の花を付けます。花は袋状にふくらんでユニークな形をしています。
色は袋状の部分が白地に紅紫色の脈が網目状に広がり、それ以外の花びらは淡い緑色です。
現在森林伐採による生育地の減少や園芸用の採取により減少し、環境省のレッドデータブック絶滅危惧Ⅱ類(絶滅の危険が増大している種)に分類されています。

名前の由来は花の袋状になった部分を、熊谷直実(源平・鎌倉時代の武将)が背中に背負った母衣(ほろ)に見立てて名付けられました。





野花菖蒲





花菖蒲 沿海州










蛍の宿










霧ヶ峰ヒオウギアヤメ










オオバオオヤマレンゲ





















ハナイカダ










トサシモツケ





貴船ダイオウ

環境省絶滅危惧ⅠB類(EN)、京都府絶滅寸前種
高さ1mくらいの多年草で谷川の清流沿いの川床にはえます。
タデ科の多年草で京都市左京区の貴船川流域のほか、岡山県にのみ生息する希少種です。






アサツキ





テッポウユリ(ピンク花)






ツバメズイセン





オランダカイウ





キングサリ





マイヅルテンナンショウ







新緑の今熊野観音寺と悲田院

2019-05-22 05:27:27 | 2019 新緑


新緑の今熊野観音寺です。

真言宗泉涌寺派の寺院で、泉涌寺の塔頭です。山号は新那智山。本尊は十一面観音(秘仏)。
西国三十三所第十五番札所、神仏霊場巡拝の道(神仏霊場会)百二十二番(京都四十二番)霊場、ぼけ封じ・近畿十楽観音霊場第一番札所、洛陽三十三所観音霊場第十九番札所、泉山七福神巡り3番(えびす神)札所になっています。





駒札









本堂と医聖堂





創建時の三重石塔(平安様式)





新緑がきれいです。










大師堂




石仏





鐘楼





稲荷社と熊野権現社





医聖堂まで上ります。





眺望





医聖堂まわり及び上り道に西国三十三霊場の各お寺の御本尊を石仏として置いたものが並んでいます。





十八番は清水寺です。





鳥居橋





悲田院