思いついたように紹介していますが、今回の徳力富吉郎「版画京都百景」は「詩仙堂」です。
作品 「詩仙堂」昭和41年(1966)
作品解説文
大阪夏の陣で戦功があったといわれる徳川家康の臣、石川丈山が隠栖して建てたものである。
小堂に中国の詩人三十六人の肖像を掲げて詩仙堂といったとのこと。
庭は風雅を極め、はるかに京の町を眺めて、閑寂の地である。
獅子おどしの音も幽邃であるが、実は徳川方の間諜を務め、三層楼上から二条城と連絡をとっていたとか、北白川に住む仙人白幽子とは兄弟で駿府(現在の静岡市)の家康との連絡は、白幽子が走ったとか、なかなかおもしろい話が残っている。
昨年撮影の画像です。
詩仙堂の紅葉も色づきはじめたようです。
11月に入ったら拝観に出かけます。
掃き清められた参道