国の重要文化財に指定されている旧三井家下鴨別邸が10月1日から一般公開（初公開）されました。
NHK朝ドラの主人公にもなった広岡浅子の実家でもあります。
豪商・旧三井家の別邸で近代京都の名建築です。
この建物は世界遺産下鴨神社の南鳥居の隣にあります。
明治13年建築の木屋町別邸の主屋を大正14年に移築し、あわせて玄関棟を増築し完成したものです。
建物は下鴨神社南鳥居の隣
旧別邸の入口
入口前には旧別邸の説明パネルがあります。
敷地概略図
前置きはこれくらいにして、中に入ります。
建物内部や庭園は撮影できますが、展示物（パネルや掛軸など）は撮影禁止です。
広い敷地です。
玄関棟
和風意匠を基調としつつ椅子坐式の室内構成として天井を高くするなど、近代的な趣です。
主屋は三階に望楼をもつなど開放的なつくりで、簡素な意匠でまとめられている。
主屋一階座敷
一階座敷から庭を望みます。
庭に出ることができます。
池より屋を見ます。
茶室
次の間に梅鉢型窓と円窓を開けるなど特徴ある意匠です。
主屋に戻り、建物を見ます。
中庭
お風呂
坪庭、石の意匠が面白いです。
内玄関
一階杉戸絵、撮影禁止なのでいただいた資料より
原在正筆 孔雀牡丹図
建物を出ます。
内玄関
３階望楼、大文字が見えるそうです。今回は一階だけの公開です。
当時は高い建物が少なかったので景色は素晴らしかったと思います。
瓦も三井家の家紋入り
旧三井家別邸の入館料は410円です。
開館時間 9:00ー17:00 休館日 水曜日と12/29ー12/31
なお通常は一階だけの公開ですが、庭園の紅葉が美しい秋の観光シーズンに２階座敷や３階望楼を特別公開します。
期間 平成28年11月19日（土）～12月4日（日）の毎日
時間 ９時～１７時（閉館）１６時30分（受付終了）
料金 一般８００円 中高生６００円 小学生４００円 小学生未満は無料