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京都で定年後生活

2013年3月60歳で定年退職。

美術館と庭園めぐり、京都の四季の行事と花を綴ります。

大田神社のかきつばた 鹿の食害

2015-05-09 05:22:18 | 京都花めぐり


先日「大田神社のかきつばたの花数が以前に比べて少ない」と投稿しました。
例年は満開時沢一面にかきつばたが咲くのですが、今年はどう見ても少ないのです。
こういう年もあるのかなと思っていたのですが、原因がわかりました。

鹿の食害です。

一昨日7日夕方のテレビを見ていたら、見慣れた大田神社の景色が映し出されました。
かきつばたの花やつぼみの約2割が 鹿に食べられてしまったというのです。
その結果、例年は 一面紫色に染まる沢が満開を迎えられずにいるのだと。




京都新聞には「今月2日、神社の管理を担当する上賀茂神社の高井俊光権禰宜が、
複数の株で花がなくなり、葉にちぎられた跡が あると気付いた。
その後も花の数は減少、以前からシカの 姿が目撃されており、
足跡などからシカによる被害と断定。
花の約2割がなくなり、一部の株はなぎ倒されているという。同神社は6日、
裏山にシカの進入防止網を設置した。」とありました。

鹿に食べられていた。思いもかけない報道にびっくりです。
農作物被害は聞きますが、まさかかきつばたとは。

それで昨日朝急遽、大田神社に行ってきました。
例年ゴールデンウィーク明けに満開になりますが、やはり花数が少ないです。












よく見ると、たしかにちぎられたような跡があります。






上賀茂神社や大田神社の裏山は神山という山があります。
市街地ですが、すぐ近くで鹿がいることに驚きました。





ここのかきつばたは国の天然記念物です。
国とも対策を協議するそうです。