鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第1288回】 まずは考え方や価値観を共有する

2014年07月11日 | 住宅コンサルタントとして
自社で働いてくれているスタッフ一人一人、
育ってきた家庭環境も違うし、考え方や価値観も異なります。

例えば中途入社のスタッフが入ってきたとします。
ベースの考え方や価値観が違うところに、
いきなり仕事のマニュアルを渡して実務的な仕事をしてもらったとしても、
必ずどこかで、

「何でこういうことが分かってくれへんのかな?」
「何かちょっと、違うんとちゃうかな?」

というように、違和感を感じることがあると思います。

実務としての仕事は出来るのに、です。

でもそれは、当然と言えば当然なわけです。

ミスをした際やクレームが発生した際。
残業や休日出勤に対して。
会議や経営方針発表会に挑む際の準備。
お客様や働く仲間に対しての考え方。

何が正解ということは無いと思いますが、例えば、

「我が社ではミスが発生した際、クレームが発生した際はこのように考え行動する」

という基準を設けておいて、みんなで共有した方が早いと思うのです。

言ってみれば、会社の哲学を制定しておいた方が、価値観や考え方のバラつきがなくなるでしょう。

そういう意味では、経営者は哲学者にならなくてはならないと思います。

私が以前、お世話になっていた会社には、それらがちゃんと明文化されていて、
毎日朝礼時、更には会議の前には全員で唱和していました。

今でもその一文である、

「私たちはお客様の目で物を見て考えて行動します」

という言葉は、自分の頭の中にずっとあります。

皆さんの会社には、考え方や行動の基準がありますか?
考え方や価値観のバラつきを防ぐための工夫はありますか?
コメント
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