鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第1285回】 紹介をいただけるようなるためには・・・

2014年07月08日 | 住宅コンサルタントとして
業界的に向い風が吹くと、「紹介強化!」ってことを言い出す傾向が強い住宅業界。

消費税増税後の受注冷え込みの中、
紹介強化に取り組んでいる会社が増えているなぁと感じます。

「どうしたら、紹介受注が増えますか?」

という質問をクライアント様からいただくことも職業柄、多いので、
その点についてまとめたいと思います。

まず、真っ先に考えていただきたいのは、
紹介をいただくというのは、手法論・テクニック論ではないということです。

「こういうキャンペーンをやったら、紹介案件数が増える」
「こういうプロセスを経れば、紹介が○%起こる」

なんてこと、私はあり得ないと思っています。

胡散臭いコンサルタント会社が、「紹介が劇的に上がる手法」みたいな感じで、
薄っぺらいノウハウを高い金額で販売していたりしますが、
そんなに簡単なことではないですよ、紹介をお客様から頂くってことは!

で、私がご縁を頂戴しているクライアント様で
紹介が比較的多い会社さんに共通しているポイントをまとめますと
次の点にまとめられます。

・お引き渡し後のお客様アンケートの評価が非常に高い
・出来ないことに対しては、出来ない理由を添えてハッキリ「出来ません」と回答できる
・お引き渡し後のお客様との接触頻度が高い
・ソフト面でのレベルが非常に高い

という感じです。

「そりゃ、紹介もらえるでしょう?」

て感じですよね。

紹介は、結果としてお客様からいただけるものであり、
何かをしたからいただけるというものではありません。

紹介をいただけるようになるためには、まずは良い家をつくること。
お客様と出会ってからお引き渡しまで、誠意と感謝の気持ちを持って接すること。
細かな気遣い、細かな報告連絡相談を繰り返すこと。
お引き渡し後も定期的にコンタクトを取ること。
そしてOB様同士が仲良くなり、コミュニティが出来るような仕掛けをしていくことです。

紹介をいただけるようになるのに、奇策などありません。

当たり前のことをコツコツとやっていくしかないのです。

そしてそれこそが、商売の本質でもあるのです。
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