【第７１４回】 言葉が魅力的な人と軽い人の差は？

同じ言葉を発したとしても、発する人によってその言葉の重さは全然異なります。

別に普通のことを言っているのに、何故か心に染み入るようにスーッと入ってくる人。
聞いているだけで、何だかワクワクした気分になり、楽しくなってくる人。
こちらに出来ることなら、何でも応援したくなる気持ちにさせてくれる人。

逆に、何だかイライラした気分になってしまう人。

言葉は使う人によって、その影響は全然ことなるのです。
だとすれば、ビジネスパーソンとして、言葉を上手に使えるようになった方が良いに決まっています。

そのために、どんなことに気を付ければいいのでしょう？

私が知っている限りの範囲で言えば、
お客様のことを日々考えている人。
働く仲間のことを考えている人。
周囲の人のことを考えている人。
常にいろんなことを深く考えている人。
こういう人が発する言葉が、本当に心に深く突き刺さり、ジーンと打たれると思います。

逆に目先のことしか見えていない人、
自分のことしか考えていない人。
普段から物事を１つの方向からしか考えていない人。
考えが浅い人。
何も考えていない、頭の悪い人。
こういう人の言葉は、心打たれないような気がします。

説得力と言うと、その人の才能とか、先天的に持って生まれた力のような感じがしますが、
実は後天的にどれだけ周囲の方のために日々考え、行動しているかが出るのだと思います。

ビジネスパーソンは、言葉を使ってお客様とコミュニケーションを取らなくてはなりません。
そして、数ある同業他社からお客様に選んでいただかなくてはなりません。

そのために、人間力の向上は不可欠なのです。

利他。
先義後利。
感謝。
すなお。
勉強好き。
プラス発想。
謙虚。
寛容。

こうした言葉を日々意識し、人間力を高めようと常に思い続け、
自分の言動をチェックすることが出来る人が、優秀なビジネスパーソンになっていくのでしょう。

私は人間的にまだまだ未熟で、くだらないことでカッカきたり、イラッとすることも多いですが、
そんな時は上記の言葉を思い出して、何とか理想とする方向に持っていこうとしています。

とは言うものの、全くそうなるまで遠いですが・・・(笑)。

言葉の力＝人間的魅力と言っても過言ではないと思います。
そして、言葉に力がある人は、お客様が迷われた時に、

「私はこう思います」
「私ならこうします！」

と言ってお客様に決断していただくことが出来るようになるのです。

言葉に力をつけるために、自分の人としての成長にチャレンジし続けたいですね。