田中川の生き物調査隊

平成12年3月発足。伊勢湾に注ぐ田中川流域の自然と生き物を調べ、知らせる活動をしています。三重県内の生き物も紹介します。

ハマボウで休む蛾たち

2008-07-06 | ハマボウ
このところ連日、干潟のハマボウに通っている。
ハマボウで暮らしているのか、休んでいるのか定かではないが、何種類かの蛾たちに出会ったので紹介する。

アカテンクチバ
ヤガ科シタバガ亜科のアカテンクチバ
幼虫はマメ科のフジやクズを食べる。堤防際に繁茂するクズからやってきたのだろう。

Abraxas sp.
シャクガ科エダシャク亜科のAbraxas sp.
前翅前縁中央にある灰色の斑紋の中に黒い輪っか状の紋があるので、外観での同定が不可能。紋がなければ、近くにマサキがたくさんあるからユウマダラエダシャクに決まりなんだけどなあ。

カクモンノメイガ
カクモンノメイガ 
ハマボウの小さな蕾がかなりの数を食べられていることから、カクモンノメイガの幼虫は種子だけでなく、蕾も食べているらしいことが少しづつ分かってきた。

マサキスガ
マサキスガ
すぐ近くにマサキがあるから、遊びに来たのかな。

モンムラサキクチバ
ヤガ科シタバガ亜科のモンムラサキクチバ
成虫はシイ類やカシ類の樹液に集まるという。
幼虫の食餌植物も不明なので、なぜハマボウにやってきたのか理解できない。

モンムラサキクチバ
これもモンムラサキクチバ

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