ゲンゴロウ科シマゲンゴロウ属コシマゲンゴロウ Hydaticus grammicus
津市片田田中町の丘陵地。いくつかの池があり,休耕田や畑もある。
畑の脇にバスタブが置いてあって水がいっぱい溜まっている。この中をゲンゴロウの仲間が泳いでいた。ときどき泳ぎをストップして休憩している。
ゲンゴロウはコシマゲンゴロウであった。
『福岡県の水生昆虫図鑑』によると,「縦縞模様が美しい,中形のゲンゴロウ。よく似た名前の「シマゲンゴロウ」がいるが,本種の方がサイズが小さいだけでなく,体色や模様が全く異なる。福岡県では,沿岸部の田園地帯にある植物の多いため池に生息している。冬季は水中からほとんど見られなくなるため,陸地で越冬しているのではないかと思われる。」という。植物の豊富な環境に生息しているようである。
捕まえてやろうとして水の中へ手を入れて追いまわしていたら,やがて体長10ミリほどのこのコシマゲンゴロウはバスタブから飛び立って,どこかへ行ってしまった。
2010.11.6
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