クロコウスバカゲロウ幼虫の巣穴
津市河芸町の豊津海岸。松葉が散らばっており,近くに松林があることが判る。コウボウムギなどの海浜植物がまばらに生えている。そんな砂浜にいくつもの巣穴を見つけた。掘ってみると,クロコウスバカゲロウのアリジゴクが出てきた。小型種で,巣穴を作るタイプのアリジゴクの一つだ。
取り出したクロコウスバカゲロウの幼虫を掌に載せると,必ず後退して進む。前へは進めない。再び砂に戻すと,必ずお尻から砂の中へ潜っていく。
巣穴を作らないタイプのコカスリウスバカゲロウ幼虫は前後に進むことができる。
鈴鹿市や津市の砂浜海岸には,この2種が生息している。三重県内では,どこかは知らないが,日本最大種のオオウスバカゲロウも生息しているように聞いている。
コカスリウスバカゲロウ幼虫
コカスリウスバカゲロウ成虫
2011.5.18
クロコウスバカゲロウ幼虫
クロコウスバカゲロウ幼虫
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