ホソバトビケラ科のホソバトビケラ Molanna moesta Banks
安濃川の中流部,川岸の湿ったところにホソバトビケラが何頭も飛んだり歩き回ったりしていた。静止してくれないので満足な撮影は出来ていない,どうにか紹介できるのはこの1枚だけ。同定はM氏にお願いした。
新訂原色昆虫大図鑑Ⅲによると,ホソバトビケラは「成虫の体長8~9㎜。開翅長17~30㎜。頭部は黒色,他の体部は黒褐色。前翅は灰褐色で前縁は濃く半透明,これに数個の黄白色の紋をもつ個体が多い。後翅は半透明で灰色。成虫は4~5月頃から8月にわたって出現し,灯火にもよく飛来する。普通種。幼虫は蚕児形であって,河川の中・下流部や湖沼の緩流部にすみ,砂粒をもちいて楯状の翼部のある筒巣をつくる。」
普通種でも11月中旬の出現は珍しいかも。
2010.11.17
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます