ハバチ科のセグロカブラハバチ Athalia infumata(Marlatt,1898) 左の大きいのが雌
芦原海岸のトベラの木にセグロカブラハバチ3頭がいた。1頭の雌に2頭の雄がくっついて離れない。
『大阪府のハバチ・キバチ類』によると、寄主植物は各種アブラナ科で、「成虫は4~10月に出現し、多化性で年に5~6回発生する。平地から低山地の、都市公園、農耕地から森林周辺にまできわめて普通に見られる。」という。
また、「体長はメス6~8㎜、オス5~6mm。胸部は橙黄色で、中・後胸背板、小盾板は黒色。中胸の黒色部の範囲には変異があり、個体により中胸背板の前半が橙黄色になることがある。腹部は橙黄色。脚は、各基節~腿節は橙黄色、脛節は外縁と末端が黒色。付節は黒色で、各節基部は橙黄色。」とある。
新訂原色昆虫大図鑑Ⅲには、セグロカブラバチの名で、食草は「野生の十字科植物」であると載っていた。十字科植物とはアブラナ科植物の古い呼称で、セグロカブラバチも古い和名。なお、同図鑑には追記として、「和名と学名はセグロカブラハバチ Athalia infumata(Marlatt) 。」と載っている。
2009.11.15
セグロカブラハバチ 下の2頭が雄
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