ハマニガナ Ixeris repens 浜苦菜
久しぶりに田中川干潟へ出かけた。砂浜には、ハマニガナの黄色い花が数多く見られた。
手持ちの図鑑には、花期は4~10月と載っていたが、11月中旬の今日でさえ今が盛りとばかりに咲いていた。この日の最高気温は17℃、最低気温は12.9℃。
三重県レッドデータブック2005では、「花は4~10月、頭花は径3cm内外」のハマニガナを準絶滅危惧に選定している。現況と減少原因を「尾鷲市や紀北町海山区では、砂浜の埋め立てや公園化により、生息地がなくなり、絶滅に瀕している」と説明し、「海浜にむやみに人工物を造らないこと、本来の自然のまま保全することが必要である。」と保護対策を訴えている。
県内のあちこちの砂浜で止め処なく行われている松植樹を見るたびに心痛めている。
ハマニガナの生息する、田中川干潟周辺の砂浜に松の植樹がされたなら、私は一人で引き抜きにでかけようかと思う。
2009.11.15
秋のハマニガナ
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