![シロマダラ](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/10/fe/774c8cd1d9f37b34f3a4b5c9e6db9936.jpg)
ナミヘビ科マダラヘビ属のシロマダラDinodon orientale(Hilgendorf, 1880)
小岐須渓谷の奥、登山道の脇にある石を除けたら、蛇が居た。同行者からシロマダラだと教えてもらった。
『鈴鹿市の自然』を見ると、小岐須町小岐須渓谷滝ヶ谷橋付近及び住吉町鈴鹿青少年の森での記録があった。
三重県のレッドデータブックでは準絶滅危惧種に選定されている。
平成2年発行の『故郷の動物』(冨田靖男著)によると、「三重県では、員弁郡藤原町東禅寺、同町古田、三重郡菰野町の雲母峰(きららみね)、四日市市の垂坂山、鈴鹿市の青少年の森、津市渋見町、松阪市山室町、一志郡美杉村の三重大学演習林、飯南郡飯高町宮前、伊勢神宮の外宮、伊勢市朝熊町、鳥羽市の神島、多気郡大台町佐原、同郡宮川村、小滝、度会郡大宮町野原、同郡南勢町相賀浦および北牟婁郡海山町の船越池、伊賀地方など、臨海部から山地にまで、水平的にも、割合広い範囲で記録されている。しかし、いずれも散発的で密度は低いようである。」
豊田市発行の『豊田の生きものたち』によると、「丘陵地から山地にかけて生息しており、平野部でも見られることがあります。日中はほとんど石や倒木、落葉の下に潜んでいます。夜行性で、しかも個体数が多いとはいえないため、生きている個体が見つかることはまれで、生態はよくわかっていません。」
両書とも、シロマダラは気性が荒いとしている。
石の下に居たこのシロマダラはビクリとも動かなかった。撮影後は石を元通りにしておいた。
2009.10.18
ヤマカガシは長い間、毒ヘビとは思われていませんでしたから、
かっこよくても捕まえるのは恐いですね。