ヤドリバエ科ヒラタハナバエ亜科のマルボシヒラタハナバエ Gymnosoma rotundata(Linnaeus)
津市河芸町赤部の里山を訪ねた。溜池に近い林縁を歩いていて,体長8ミリほどのマルボシヒラタハナバエを見つけた。
新訂原色昆虫大図鑑Ⅲによると,「♂の額は♀より狭く,額側は黄金色,♀ではその上半部は黒色を呈する。♂の胸背前半部は黄金色で後半部は黒色であるが,♀では肩部のみ白粉を装い他は黒色。R5室は閉じる。前腿節の腹面端半部には短棘毛列がある。幼虫はシラホシカメムシ類に寄生する。」
原色日本昆虫図鑑(下)には,マルボシヒラタヤドリバエの古い名前で「腹部が赤褐色で正中線に大きな黒点が3個連なり,R5室が閉じている」とある。
2010.5.27
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