とある干潟の潮溜まり。
石の上で日向ぼっこでもしている風情のヒロクチカノコガイ(アマオブネガイ科)1個体を見つけた。
いつも見かける彼らの生息場所はアシ原の中の水溜りや朽木の下。潮溜まりでは初めての出会いなので驚いた。
三重県レッドデータブック2005では準絶滅危惧に選定されている。愛知県では絶滅危惧Ⅱ類に選定されている。東京湾や相模湾では絶滅したとされ、三河湾が分布の東限のようである。
中国大陸南部など外国にも分布するが、近年の研究により本州産のものは別種の可能性が出てきているようだ。
「殻頂は高まらず、殻口はひろく、内唇はひろがる」と、ある図鑑には記されている。
2008.2.25
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