キセルガイ科のツムガタギセル Pinguiphaedusa platydera
大きな木が倒れていて,そこに1個のキセルガイを見つけた。初めて見るキセルガイなので,貝屋に尋ねると,一目見るなりツムガタギセルだと言う。欲しそうな顔をしなかったので,この島ではさして珍しい貝ではなさそうであった。
愛媛県のレッドデータブックでは絶滅危惧1類に選定されている。
『三重県その自然と動物』によると,ツムガタギセルは「殻高25mm,殻径5㎜。殻は淡黄褐色でやや堅固な貝。長紡錘形をしているのでこの名がある。卵生。模式産地は神戸。伊勢鳥羽両市を中心に県南に多いが,名張,平倉,大杉谷,二俣国有林,尾鷲にも生息。」
2011.6.4
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