田中川の生き物調査隊

平成12年3月発足。伊勢湾に注ぐ田中川流域の自然と生き物を調べ、知らせる活動をしています。三重県内の生き物も紹介します。

大島(紀伊長島)のツムガタギセル

2011-06-11 | 

キセルガイ科のツムガタギセル Pinguiphaedusa platydera

大きな木が倒れていて,そこに1個のキセルガイを見つけた。初めて見るキセルガイなので,貝屋に尋ねると,一目見るなりツムガタギセルだと言う。欲しそうな顔をしなかったので,この島ではさして珍しい貝ではなさそうであった。
愛媛県のレッドデータブックでは絶滅危惧1類に選定されている。

『三重県その自然と動物』によると,ツムガタギセルは「殻高25mm,殻径5㎜。殻は淡黄褐色でやや堅固な貝。長紡錘形をしているのでこの名がある。卵生。模式産地は神戸。伊勢鳥羽両市を中心に県南に多いが,名張,平倉,大杉谷,二俣国有林,尾鷲にも生息。」

2011.6.4


最新の画像もっと見る

コメントを投稿