田中川の生き物調査隊

平成12年3月発足。伊勢湾に注ぐ田中川流域の自然と生き物を調べ、知らせる活動をしています。三重県内の生き物も紹介します。

我が家のニホンヤモリ

2011-04-28 | 三重の生き物

ヤモリ科のニホンヤモリ Gekko japonicus

庭で使っていた寒冷紗を片づけようとしたときに,ニホンヤモリの姿に気が付いた。我が家でヤモリなんて,子供のときに見た記憶がある程度だ。ヤモリのためを思い,寒冷紗を片付けるのをやめた。

『故郷の動物』(冨田靖男著)によると,「ニホンヤモリは全長12センチ,頭胴長6.5センチ内外である。しかし,尾部をよく自切するので再生途中のものが多く,全長はあまりあてにならない。四日市市で調べたものは八割ほどに,少なくとも一度は自切経験をもつ個体が認められた。
体にはトカゲやカナヘビのような鱗片はなく,代わりに小さな顆粒で覆われる。眼はまぶたが不動で,丸いレンズ状の膜で覆われているため閉じることができない。また,雄は前肛部に6~8個の小孔が認められるので,雌雄の区別は容易である。
本土では,主として家屋に生息し,昼間は天井裏や戸袋,ひさしのすき間などに潜んでいる。夜になると門灯や窓際の明りの近くに来て光に集まる昆虫などを捕食する。」などとある。

2011.4.19


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