「劇場版 文豪ストレイドッグス DEAD APPLE」観てきました。

　公開2日目、日曜と言うこともあったのか田舎の映画館でも席が半分以上埋まる人気ぶり。中高生女子メインの客層ながらも、なぜか小学生の家族連れだったり、孫とおばあちゃんというよくわからない、どこでこの作品知ったの？と尋ねてみたいグループもいて、なかなかに興味深かったです(爆)



　観終わった後、ウイキで知ったのですが(原作未読)アニメは原作ほぼ消化してるっぽくて、今回は純粋にアニメオリジナルでした。そんなことを感じさせない、アニメの続編と言っても違和感のない内容でした。

　TV版をさくっとしか観ていなかったせいか、全然わからなかった世界観やキャラ説明を冒頭でグラロデの歌うOPにのせて説明してもらい非常に有難かったです。ストーリー全体も主人公(たぶん？)敦の精神的な成長をメインに少年マンガらしい熱い王道展開、悪の居城目指し進みながら己と向き合い自分の弱さを受け入れ、他者を守る強さを身に付けるところは好感持てました。そうそう、中也がめちゃくちゃ美味しいポジションで！TV版では見せ場少なかった分、異能力全開でカッコ良かったです。作画も非常にリッチで先週観たマクロスΔにも分けて欲しいくらいでした(本音/爆)。

　大人達のドロドロな腹の探り合いはまあいいかなと(汗)。かるーく流しておきます。勘繰ってもよくわからないし(汗)。ただ、太宰のことをみんな大好きなんだということだけはわかりました(うわ)。無効化能力ってお便利ですし(類似設定多数)。

　今作ラスボスの澁澤が中井君というのが一番驚きだったかも。これまでにない声質、最初は気づかないくらいの高めの声、低音で凄むような感じのキャラクターが多いだけに新鮮でした。こういうキャスティングって良いですね。他の作品でも、決まりきったキャスティングに落ち着かないで欲しいと思いました。

　ただ、途中時々眠くなったところも(汗)。バトルシーンが殆どだった割に…なんでだろう？バトルばかりで序盤中盤が逆に一本調子になっていたのかもしれません。メリハリも大切。敦がうじうじ悩むところとか、メインで活躍しない探偵社の面々が出ているところとか。正直探偵社メンバーは出なくても良いくらいでしたが(おい)、そこは劇場版、オールスターじゃないと、ですね。

　結局、TV版から劇場版になっても作品自体やキャラクターに深い思い入れは生まれなかったのが本音ではありますが(汗)、魅せるアニメ映画を十分楽しませてもらった点で今回は満足。今は早く結末(作品の落としどころ)を知りたいです。