たまてばこ新聞

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「夜行」読了しました。

2017年01月05日 22時06分16秒 | ノベルス
 読み始めてから終わるまで1か月くらい掛かったような?(汗)森見先生の最新作やっと読み終わりました。

 主人公の大橋が体験した不思議な出来事。友人たちが語る一人一人の思い出はあまりにもありえない話、そしてそれに対して何のリアクションもないまま普通に次の人が語る話へと移る不思議さに違和感を覚えていたら。

 実は、行方不明になっていたのは旧友の女性ではなく、主人公だったという結末。昔から夜と朝昼の境目には時空間があいまいになる時があるとよく言われますが、街から灯りが消えなくなっている今は夜の闇の深さを感じなくなっているのかもしれません。我が田舎はところどころそういうスポットがありますけど(汗)

 大橋の友人達には心に秘めた闇があり、大橋の闇は実は長谷川さんだったということで良いのでしょうか。それぞれのエピソードが短編の為想像するしかない部分は多く、読んだ人と語り合うのといろいろ理解が深まりそうな気がします。カテゴリー分類するならやはりファンタジーなのかな?

 この作品が直木賞候補だそうですね。審査をされる皆さんがどのような感想を書くのか気になるところです。
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