フリーアナウンサー 松原敬生の『今日のエッセイ』

思っている事、感じている事などを自由に綴ります。

日記

2018-12-20 23:55:20 | Weblog
私は今まで日記をつける習慣はありませんでしたが、来年こそはとひそかに思うこの頃です。
日記は「三日坊主」の代表のような存在ですが、どうも日記を大袈裟に考え過ぎるせいかも知れませんね。簡単に考えれば、手帳にその日の予定を記せばそれが日記であり、家庭の主婦が家計簿に記せばそれが日記になります。こうした書き残すことが後の世の貴重な資料となることが多くありました。ビジネスマンが必須の持ち物、手帳の予定表も後には日記として大切な資料になるかも知れません。
となるとこの手帳の中身を充実したものにすることが来年の私の課題になります。その為にテーマを決めて手帳を扱っていかなくてはなりませんね。

コミュニケーションは?

2018-12-19 23:28:36 | Weblog
益々コミュニケーションをとることが難しくなっています。リストラや転職で人の動きか激しくなっている時代には、ちょっとした会話であっても瞬間的に意味あることを簡潔に表現することが必要です。その簡潔さというところからメールが重宝がられるのかも知れませんね。ただメールを使いすぎて話すことの意慾が減退してしまわないかと心配しています。
本来、言葉をかわすことで発散されるストレスが話す場を失うと蓄積される一方でしまいには話す意欲そのものが無くなっていくこともあるようです。職場でのコミュニケーションでさえ同じフロアなのに、相手のパソコンにメールを送るという異状な現実さえあります。こうなるとロボット犬と話す回数が益々多くなりそうです。しかしこの話題はワンパターンになりますよ。

アホウドリ

2018-12-18 23:49:46 | Weblog
名前をつけるのは人間だということが、よくわかる鳥の代表が『アホウドリ』です。この鳥はかつて世界で100万羽以上いましたが、19世紀前後から減りはじめ今では4000羽にもならないようです。その名前の由来は、人に対する警戒心が薄く仲間が1メートルぐらい先で殺されても逃げないほど警戒心がないところから『アホウドリ』と呼ばれるようになったのです。
しかし、しかしです。私はこの『アホウドリ』のダイナミックさにあこがれを持っているのです。アホウドリは渡るとき一日に約300キロメートルを飛翔します。翼を広げると2メートルを超す大型のアホウドリは風を利用し、羽ばたくことなく飛び続けます。上空から海面すれすれまで急降下、こんどは上昇気流を見つけて急上昇し飛ぶエネルギーを得るのです。このダイナミックさは決して阿呆ではないのです。

野球帽

2018-12-17 23:52:49 | Weblog
今、少年スポーツの人気は何がトップでしょうか。やはり野球でしょうか。それともサッカーでしょうか。また、テニス、それとも卓球でしょうか。まあ、その年々の活躍した世界的ヒーローが出たスポーツはブームになりますね。しかし野球人気はいまだ高いです。シーズン中は野球帽を被る子供達は多く見られますが、さすがにシーズンオフになると野球帽は少なくなりますね。
さてこの野球帽はかつてはジャイアンツ帽が圧倒的に多かったのですが、最近はどうでしょうか。最近は大リーグの球団のチームの帽子をかぶっている人も多くあります。イチロー選手が大活躍していた頃は、マリナーズ帽も見られました。最近、国内では、巨人?、それとも広島?、ソフトバンク?わがドラゴンズの状態は?来年こそドラゴンズ帽で溢れることを期待したいですね。

長所

2018-12-16 23:43:45 | Weblog
先日、この欄でプロスポーツのコーチングについて述べました。その主旨は「ほめるコーチング」でした。そうその選手の良い面を評価して伸ばしてやることです。
コーチングされる側にとっては、自分では自分の長所になかなか気づかないものです。ところがコーチに指摘されてはじめて気がつくことが多くあります。気づかない時には自分の長所をどうこうしようとは思わないのですが長所を知ることによってその長所がパワーアップされていきます。どうしても教育はカリキュラムに従って教え込むスタイルをとりがちですが、本当は良い面を評価してやることからスタートすべきですね。
そうそう幕末、長州で松下村塾を主宰した吉田松陰は一人ひとりの個性にあわせた指導法をとったことで有名です。

アイドル

2018-12-15 23:50:02 | Weblog
この3月までSKE48の番組にお付き合いしていた関係で、彼女達の動きは気になります。それにしても忙しそうです。そこで心配なのは、学生メンバーはしっかり勉強しているだろうかということです。
かつて私は「サユリスト」でした。同世代の女優、吉永小百合さんのことです。我々が「サユリスト」として圧倒的な支持を与えたのは、彼女の女優としての仕事ぶり以外に彼女の学業に対する姿勢に対してでした。忙しさの為、都立高校に通えなくなり私立高校に転入、しかし卒業証書は貰えませんでした。その後検定試験も二回失敗、それでもめげず早稲田の独自の資格検定で受験権利を得て第二文学部に入学したのです。
しかしこうしたアイドルを取り巻く大人達は、この事実を商品価値として利用しなかったことが良かったですね。

温かい料理

2018-12-14 23:54:04 | Weblog
家庭料理の良いところは、温かい料理は温かいままですぐ食べることが出来ます。これが一番です。できたものをすぐに味わう、これがおもてなしです。
ところが、かつて結婚披露宴で、料理の前の挨拶がとてつもなく長かった記憶があります。その挨拶に続いて乾杯の発声になるわけですが、これがまた長かったのです。乾杯ですからその他のお客さまは起立しているのに延々とスピーチをはじめるのです。手にしたシャンパンの泡は消えて黄色の液体となってしまいました。いや、出席者もさることながら、厨房の中やサービス係の人達はどんなに焦り、イライラしたでしょう。乾杯は祝福しながら杯の酒を飲み干すことです。その意さえ伝われば、長い挨拶は全くいらないのです。
乾杯の発声を頼まれたら、このことを胸に刻んで下さい。

サンタ

2018-12-13 23:23:54 | Weblog
12月に入ると街はクリスマスムードに一変します。街はキラキラとイルミネーションの洪水、どのデパートでもクリスマスセールが激しさを増します。お父さん、お母さんサンタ、さらにお爺さんサンタお婆さんサンタまで、デパートの売場に殺到します。
一方子供のほうは、成長してある日突然合理主義に目覚め、トナカイの引くソリに乗ってくる赤い服のサンタの存在を否定するようになっても、自分の周りのサンタを信じるファンタジーの世界を行ったりきたりしています。
そしてサンタからプレゼントを貰う立場から、自分からプレゼントするサンタになっても、実は心の奥底には「いつか、ほんもののサンタに出会いたい」という気持ちを持ち続けているものです。

忘年会

2018-12-12 23:42:37 | Weblog
早いところでは、忘年会が行われていることでしょう。まあ、会社の忘年会そのものは少なくなってきていますがね。
ところで、忘年会の食事のメニューといえば、普段はフレンチとかイタリアなどと言っている女性陣を含めて、和食のメニューが中心ですね。もちろん焼き肉という若いグループもありますが、それでも鍋料理が多いでしょう。個室がずらっと並んでいるお店では、何かと隣の部屋の音が気になりますよね。隣近所を無視したような騒ぎかたをする部屋の隣になったら大迷惑になります。
個室というと人間観察にもってこいですよね。それは和室のことです。つまり、和室は履物を脱ぎますから、部屋の前に並んだ靴でどんなお客さんか想像がつきます。男物の靴、女物の靴、若向き、年配向き、これらの靴で客筋が表れるのです。面白いものです。

反省

2018-12-11 23:21:25 | Weblog
ある人の本に書かれていた言葉に反省することしきりです。その言葉というのは、『入り口に脱いで置かれた履物には、それを履いてきた人の姿や家の中に入る時の気持ちなどを伝えるさまざまな表情が出る』です。
その反省というのは、いつも靴を脱ぐ時にどんな気持ちを持っていたか、全く意識していないだけにこんな見方もあるのかと感心するのと同時に、バラバラに脱ぐ自分の姿が浮かんで反省するのです。そういえば、整理整頓が素晴らしい女性社員は子供の頃に親から、玄関に自分の履物をニ足以上並べるな、そして靴を必ず揃えることを叩きこまれたそうです。爪先を外に向けて隅に寄せるのです。脱いだ後の脱け殻を優美に見せることで人柄がわかります。
脱ぎかたで人柄がわかる。これは靴を脱いで家に上がる習慣を持つ日本人独自の人の判別方法かも知れません。