フリーアナウンサー 松原敬生の『今日のエッセイ』

思っている事、感じている事などを自由に綴ります。

ささやかな望み

2018-12-10 23:48:58 | Weblog
体調が不調の際には、中々当たり前のことが出来ないことがあります。この時には、普通に過ごすことの有りがたさが良くわかります。ここで終わってしまったら闘病している人に申し訳ありません。そこでひとつのエピソードを紹介します。
かつて北極を探検した探検家は、マイナス40度を超える寒さの中でシロクマや流氷が襲ってくることもあります。一人ぼっちで果てし無い真っ白な世界を歩き続けるわけです。時には死と背中合わせの時もあります。そんな時の心の支えとなることは「日本に帰ったら温泉入ろう」「コーヒーがもうすぐ飲める」というささやかな思いだったそうです。
治療に励んでいる人もこのエピソードを参考に、自分が今したいことを心に浮かべて明日を見るのです。ひとつひとつの当たり前を積み重ねていくことが大切なことなんです。