フリーアナウンサー 松原敬生の『今日のエッセイ』

思っている事、感じている事などを自由に綴ります。

アホウドリ

2018-12-18 23:49:46 | Weblog
名前をつけるのは人間だということが、よくわかる鳥の代表が『アホウドリ』です。この鳥はかつて世界で100万羽以上いましたが、19世紀前後から減りはじめ今では4000羽にもならないようです。その名前の由来は、人に対する警戒心が薄く仲間が1メートルぐらい先で殺されても逃げないほど警戒心がないところから『アホウドリ』と呼ばれるようになったのです。
しかし、しかしです。私はこの『アホウドリ』のダイナミックさにあこがれを持っているのです。アホウドリは渡るとき一日に約300キロメートルを飛翔します。翼を広げると2メートルを超す大型のアホウドリは風を利用し、羽ばたくことなく飛び続けます。上空から海面すれすれまで急降下、こんどは上昇気流を見つけて急上昇し飛ぶエネルギーを得るのです。このダイナミックさは決して阿呆ではないのです。

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