近代化された世界の大都市は何となく似たような景色になっています。その傾向が広まっていくのはチョッピリ残念です。
時代の古い映画を見ていると面白いことがわかります。イタリア映画の場合、広場を取り囲んでいる建物の窓には、一日中窓から往来を見て暮らすようなお年寄りが多く見られます。ローマだけではなくロンドンでもそうですね。お年寄り達は窓を通してそのコミュニティに住む人達の微細な日常をあかずに眺め続けるのです。人生模様のひとこまひとこまを観察し続けたコミュニティだったのです。
東京の下町もかつてはそうでした。しかし江戸時代は身分社会でしたので二階から往来を普段眺めることは出来ない時代でした。何故なら町民が下を通る武士を上から眺めていけなかったからです。
時代の古い映画を見ていると面白いことがわかります。イタリア映画の場合、広場を取り囲んでいる建物の窓には、一日中窓から往来を見て暮らすようなお年寄りが多く見られます。ローマだけではなくロンドンでもそうですね。お年寄り達は窓を通してそのコミュニティに住む人達の微細な日常をあかずに眺め続けるのです。人生模様のひとこまひとこまを観察し続けたコミュニティだったのです。
東京の下町もかつてはそうでした。しかし江戸時代は身分社会でしたので二階から往来を普段眺めることは出来ない時代でした。何故なら町民が下を通る武士を上から眺めていけなかったからです。