フリーアナウンサー 松原敬生の『今日のエッセイ』

思っている事、感じている事などを自由に綴ります。

吉報

2018-05-11 23:49:44 | Weblog
最近、タイトルに書いた吉報とやらになかなか出会っていない気がします。多くの吉報は大抵はスポーツの世界での贔屓チームの活躍が多くあります。となると、ドラゴンズ、グランパスがともに下位に低迷しているせいでしょう。特にドラゴンズはCS制度が始まった頃は強かったですからね。吉報は随分ありました。
さて、吉報を表現する言葉はいろいろあります。「果報は寝て待て」「棚からぼた餅」「待てば海路の日和あり」どの言葉でも嬉しい言葉です。最近は北朝鮮を巡る動きが活発化しています。南北首脳会談を皮切りに雪溶けムードになっています。北朝鮮に拘束されていたアメリカ人三人が解放されました。これにより、米朝首脳会談の
実現が現実的になってきました。核放棄が話題の中心でしょうが、特に日本にとっての第一の吉報は、拉致被害者の解放でしょう。

連休ボケ

2018-05-10 23:00:49 | Weblog
連休ボケから皆さん立ちなおりましたか?。特に新人にとっては、こんな筈ではなかったと思ったら余計連休明けが堪えることでしょう。こんな筈ではと思うのは、今までとの環境の違いを感じているかも知れませんね。
環境といえばこんな話があります。楽器、特に木で出来ている弦楽器は湿気に敏感ですね。日本とヨーロッパでは湿度が全く違います。もちろん日本が高く
ヨーロッパが低いのです。ある弦楽器奏者がヨーロッパに楽器を持っていった時、急激に乾燥したせいか楽器の背中の部分が縦割れてしまいました。一方でヨーロッパでは湿度が低いので、楽器がとてもよく鳴るそうです。環境の違いは楽器そのものに影響を与えるのです。
ですから、お疲れさんの新人さんはもう一度、ゆっくりと自分のまわりの環境を確認してみて、今までの環境との違いを見つけ、自分は違う環境の中で身を置くんだという覚悟を持って下さい。

リクエスト

2018-05-09 21:15:04 | Weblog
プロ野球で今シーズン取り入れられた新しいルールに「申告敬遠」と「リクエスト」があります。まだ慣れないことなので味気ない感覚もあります。
さて、リクエスト制度です。リクエストといえば、私などが担当している音楽番組に付き物の言葉ですが、まさか野球の世界にまでリクエストが登場するなんてびっくりします。このリクエストはファンにとってもリクエストされる側とする側では受けとる気持ちが違いますね。守備側のファンで「アウト」と審判がコールして嬉しく思ったとたんにリクエストがかかると気持ちが心配にかわります。結果リクエストが退けられてようやくホッとするものです。逆にリクエストが効を奏して「セーフ」ともなり、これがホームプレート上でのことなら、得点に繋がるわけですから、その差は天と地ほどになります。
このリクエスト制度は2回喜んだりガッカリしたり、気持ちの揺れが激しいルールですね。

変化

2018-05-08 23:57:12 | Weblog
人間の機微を知るのに役立つといえばこじつけかも知れませんが、私は刑事物というか、クライムドラマを結構良くみます。その中での変化を列挙しますと、まず昔は誰もが憧れた車に付いていた本部と結ぶ電話です。あんな車が欲しいと皆さんも思ったことでしょう。刑事が外から電話したのも公衆電話でした。そして警察手帳も単に手帳の表紙を見せることから写真入りに変わりました。聞き込みにはその手帳にコンビの若い刑事が聞き込んだことを書き込む姿が当たり前でしたね。
ところがですね。超最近のドラマでは、手帳に書き込む代わりにスマホに書き込んでいくのです。昔かたぎの先輩刑事がびっくりする場面があります。これも大いなる変化です。さらに付け加えるならば、光景を記憶に刷り込むのではなく写メを撮って残すのです。時代の変化は 今後、ドラマにも更なる変化をもたらしていくことでしょうね。

悪天候

2018-05-07 23:06:51 | Weblog
「雨降り風間病み患い」という言葉が思い浮かぶほど鬱陶しい天気です。この言葉は外仕事の職人や商人にとって悪天候は病気に劣らぬ障害になります。天気予報のなかった昔はなおさらです。その昔の商店街はアーケードのところはまだ少なく、現代のように大きなショッピングセンターがないわけですから、雨が降ると極端に客足が減りました。
そう言う点では、大きなショッピングセンターはすべての店が揃っていますし、もちろん傘を開けたり閉じたりする必要もありません。店の商品を見てまわるだけでもかなりの運動にもなりますから、まさに一石二鳥です。人間は、天候さえも支配したのでしょうか。
いやいや、こうした建設ラッシュによって、自然界に逆らった部分もあるわけですから、反動もおそれなければなりません。時には自然の流れにまかせる謙虚さを忘れないようにしなければ。

6日の菖蒲

2018-05-06 23:59:47 | Weblog
「6日の菖蒲に10日の菊」という言葉があります。その意味は、端午の節句、重陽の節句の一日後では、どんなにしっかり準備したとしても何も役に立たないという意味になります。本番に間に合わなくては我々はどんなに準備をしても結果を求めることは出来ません。そのことを理解した上で立ち向かわなくてはなりません。端から見ているものにとっては机上の空論となるのです。仕事の上での期限はそれほど大切なことですから、これはしっかり腹に置いておきましょう。
言い替えれば時は金なりです。それが曖昧な風潮になってきたのは、安易に携帯電話で連絡がとれるようになったからですね。「後で電話すればいいや」という気持ちが最初から働いているから厄介です。約束の時間を守るという基本的なことが出来ないのですから、人間同士の相手の思いやる気持ちが薄れていくのは当たり前のことです。

野原へ

2018-05-05 22:37:25 | Weblog
ロシアの格言に「森が見る、野原が聞く」があります。この意味は後程紹介するとして、五月は野原へのハイキングには絶好の月です。新緑と青い空、そして美味しい弁当、そんな時間を持ちたいものです。
先程の格言ですが、あの意味は日本の「壁に耳あり、障子に目あり」と同じだそうですからびっくりです。風景の良いところへのハイキングとは全く関係ありません。
ところで、国会運営が行き詰まっている感がありますが、原因になっている諸々のことは、政権といえども官僚たちは自分達の身内だけとは限らないことをあらためて露呈しています。誰かが壁に耳をつけ、誰かが障子から覗いているわけです。これこそ公僕たる所以ではないでしょうか。
どの政党が政権を握っても同じこと、壁も障子も取っ払った開かれた政権がベストだと思います。

残念です。

2018-05-04 21:06:01 | Weblog
今日の新聞を見て驚きました。見出しに「イチロー今季出場せず」とありました。さらには「日本復帰消える」これは現在所属する米大リーグのマリナーズの球団特別アドバイザーに就任するというものです。25人枠から外れますが、チームには同行して練習しながら選手をサポートします。試合に出ないのに何故練習するかと疑問に思いますが、来季以降は試合出場も可能だからだそうです。記事によれば、双方納得してのことだそうですから仕方ありません。
仕方ありませんの中に、現在プレーしている松坂、ヤクルトの青木、巨人の上原のように、日本でイチロー選手のプレーが見れないこともあります。ましてや、我がドラゴンズの一員になってくれないかと淡い期待を抱いていただけに、残念です。しかし、この契約はさすがイチロー選手というところでしょうか。

ペットボトル

2018-05-03 23:59:41 | Weblog
毎週一回資源ゴミの回収がありますが、つくづく思うのは日常ペットボトルの使用が多いなあという感想を持ちますね。確かに最近は皆が自分の好みの飲み物を持参して、ちょっとした集りにはペットボトルを持って行きます。新しい生活文化なのでしょう。ということは自宅で「お茶を淹れる」という経験が少なくなっているのでしょう。
かつて新茶の季節には、朝夕だけでなく、昼も午後3時にもお茶を楽しむことが多くありました。ニュース報道でも政治家の集いが映し出されると、机の上にズラリとお茶のペットボトルが並んでいます。どうも私などはこの光景が馴染めません。日本の最上位のもてなしは茶の振舞いだと心得ているだけにペットボト
ル攻勢は気になって仕方ないのです。
ゴールデンウィークの居間で、お茶の時間を持つことを期待しましょう。

入相

2018-05-02 23:52:02 | Weblog
入相の鐘という言葉があります。入相(いりあい)というのは夕暮れのこと、黄昏時とも言います。元々太陽が山の端に入る頃というところから来ているのでしょう。その頃に鳴る鐘のことですね。そうなると、これからは太陽が沈むのがだんだん遅くなる訳ですから、入相の鐘が鳴るのも少しづつ遅くなって行くのでしょう。
この「入相」というと、何とも牧歌的な言葉と受けとれますが、都会では「灯ともし頃」という言葉が浮かびます。町中で、それぞれの店や家庭で灯りをともす時間です。サラリーマンの退社時間と重なり、ネオンに誘われて歓楽街に繰り出すわけですね。心の中の灯にもあかりがともるのです。生まれ故郷でありながら記憶のない東京へ、高校一年の時に初めて行った時の灯ともし頃の東京の喧騒さの凄さはいまだに忘れることが出来ません。
最近「灯ともし頃」という歌謡曲がでましたが、その頃が思い出しましたね。