フリーアナウンサー 松原敬生の『今日のエッセイ』

思っている事、感じている事などを自由に綴ります。

梅雨入り

2018-05-28 23:59:34 | Weblog
これから日本列島は徐々に梅雨入りの範囲が拡がっていきます。世界の降水量分布図を見てみると日本は世界でも有数の雨の多い国です。このようなデータが出てくるのも梅雨時の雨量が影響しているからです。
世界でもっとも雨の多いのは熱帯に位置するインドネシアやブラジルで、それに次ぐ降水量が多いのが日本なんです。
あるデータによると、地球上に1年間に降る平均降水量およそ700~1000mm。しかし、日本の年間平均降水量は約1800mm。つまりは、ほぼ2倍の量の雨が降っている計算になりますね。これは熱帯の湿った気流が大平洋高気圧の縁(へり) を回って日本に流れこんでくるからです。もうひとつ、日本は海に囲まれた国だから、夏は大平洋側、冬は
日本海側にそれぞれ多くの雨や雪をもたらしています。それも、最近は地球温暖化の影響もあり、一回に降る雨量が記録的になっていますから、余計年間雨量が増えています。十分に注意しなければなりません。