フリーアナウンサー 松原敬生の『今日のエッセイ』

思っている事、感じている事などを自由に綴ります。

リラックス

2018-05-21 22:47:51 | Weblog
笑うことは、頭で笑うのとお腹で笑うの2つあります。日本ではお腹で笑うことが非常に優秀です。残念なことに考えさせるユーモアは少ないですね。ユーモアとストレスは関連が強くあります。病気がちな人が笑い一杯のステージやビデオを見るだけで、症状に良い影響を与えることが多くあります。
ところで、過酷なルーティンの中でストレスが蓄積されることがありますよね。そんな中で皆さんはどんなストレス解消方法をとっていますか。一日一回「ああ、良い気分」とリラックスタイムを作ることが究極のストレス解消になります。
そうそう、ひとついい方法をご伝授しましょう。リラックスタイムが取れない人は、白紙に「笑」という字を書いてじ~っと見つめて見ると、見ている自分もいつの間にか笑顔になっています。ひとつのストレス解消になりますよ。

居眠り

2018-05-20 23:09:13 | Weblog
今日は日曜日でお休みの人は遠慮なく居眠りが出来ますね。会社で普段は居眠り等は出来ませんからね。特に車を運転する人にとっては居眠りは大敵です。ですから、最近、車のメーカーでは居眠り感知器の研究をしているくらいですから。
昼寝は夜の睡眠を補うだけでなく、いろいろな効果があると言われています。昼食後15分ほどの昼寝をするだけで脳の休息が出来、判断力の向上を促し、仕事がはかどり、ストレス解消しリラックスした状態になるそうです。あのナポレオンも居眠りの達人だったのは有名な話です。昼寝の効果を宣伝にあいつとめれば、会社でも堂々と昼寝タイムを取れるかも知れませんね。
ところで、昼寝をしても良いよという状態になれば、今度は逆に眠れなくなるかも知れません。
しかし、今日の日曜日、私にとっては、大事な仕事の日、それも生放送でしたから、居眠り等をしていたら、大変なことになってしまいます(笑)。

サムズアップ

2018-05-19 23:35:32 | Weblog
歌手の世界では、新曲が出ると各地のCD店や放送局をまわってキャンペーンを展開します。私の番組にも年間、150人ほどの歌手が訪れてインタビューをさせて貰います。
最近は歌手のひとりひとりが自分のブログを持っていて、インタビューを終えてからスタジオ風景を記念撮影をします。その時、撮影してくれる人の「ピース」という声に合わせて、いろいろなポーズを取ります。ハワイ帰りの人は思わず「アロハー」と親指と小指をたしぐさをします(笑)。まあ、多くはVサインをしますかねぇ。
さて私ですが、拳を握った状態で親指を立てるポーズを良く取ります。かつてテレビドラマの「西部警察」で事件を解決した際に、刑事達がとったポーズです。ファンだった石原裕次郎がとったポーズだったから、真似をするようになったのです。このポーズを「サムズアップ」と言います。サムが親指ですから、親指を立てるとなるのです。
「成功」や「満足」を表していますから、これからも使って行きます。

2018-05-18 21:28:49 | Weblog
「夜霧よ今夜もありがとう」や「霧にむせぶ夜」などのヒット曲がありますが、歌謡曲、特にムード歌謡には霧が欠かせないアイテムです。しかし「黒い霧事件」と表現されるように、霧は良い表現ばかりではありません。
ところで、霧の他に「もや」という気象用語があります。日常でも気持ちが「もやもや」するという表現がありますが、霧ももやも共に何となく視界が遮られる、つまりはっきりしない状況を言います。
この「霧」と「もや」は基本的には同じですが、気象学ではきちんと区別されています。その基準は先程話した視界が妨げられる度合いから区別されるのです。そして視程1キロ未満(1キロ以上先が見えない状態)が霧です。そして1キロ以上見えるともやと言うそうです。まあ、これだけ見えれば、日常生活に支障がないので「濃霧注意報」はあっても「もや注意報」はないのですね。

一億総キャスター

2018-05-17 23:24:32 | Weblog
昨日カラオケを楽しむ人達の集いに出かけました。沢山の参加者がいましたが、出る人達は衣装も歌も素晴らしいもので、しぐさもまさにプロはだしでした。
かつては、と言っても40年以上も前になりますが、東海ラジオのサテライトスタジオが栄にオープンしました。もちろん一般の人達も見て貰え、時にはインタビューをしたものです。サテライトがオープンした頃は私がマイクを持ってステージから降りただけで、皆さんはステージから後退りしていました。ところが今では逆にマイクに近づいてきて堂々と意見を述べようとするのです。中にはラジオの仕事なのに、何処かにテレビカメラがあるのではと、探す人さえいるくらいです。一億総キャスター時代と言っていいでしょう。
付け加えるとカラオケのステージでは、歩き方やお辞儀の仕方も素晴らしいものでしたよ。

発想

2018-05-16 22:25:16 | Weblog
新番組の企画が起きるともちろん番組の中身を考えていくのですが、その行為はコンセプトに沿ってコーナーを作り上げます。素晴らしい企画が決まると嬉しいものですが、そうは簡単に決まりません。その場で激論をかわして、盛り上がれば盛り上がるほどその時に決まらなくて、日常の生活の中でふと思いつくことがあります。発想の瞬間があるのですね。
京都には哲学の道があります。南禅寺から銀閣寺までの小川沿いにあります。ドイツの哲学者カントが思考しながら歩いた哲学の道にならって名前がつけられたわけです。心理学的に発想の瞬間の場面はいろいろあります。ボンヤリしているとき、電車やバスに乗っているとき、世間話をしているとき、風呂に入っているとき、トイレにいるとき、これらの共通の条件は、ゆったりとした環境の中で心が解き放たれているときです。
その発想が、気に入ったものであればあるほど、番組は成功しますね。

付和雷同

2018-05-15 22:11:34 | Weblog
昨今の世の中は、瞬時に情報が世界に伝わります。そして誰もが情報の伝達者になりうるのです。だから「フェイクニュース」という言葉が出てくる始末です。
それだけに注意しなくてはならないことが出てきます。それは、出てきた情報に追尾してしまうことが多くなります。今、流行追尾型の人が多い世の中です。流行追尾型というのは、流行ばかり追いかけることです。とにかく遅れてはいけないという強迫観念から、動き続けているわけです。
この現象はちょっと心配です。なぜならば、どうしても付和雷同世の中になってしまうからです。とくに、差別的な問題の場合に偏りのある付和雷同になりがちです。よく考えてフェイスブックなどに参加したいです。

愛鳥週間

2018-05-14 23:27:53 | Weblog
16日までが愛鳥週間です。それにしても思い出すのは、伝書鳩です。新聞社にも伝書鳩がいたんですよ。今ではスマホで指を押すだけで取材記事が本社に届きますが、かつては取材記事を伝書鳩の足に付けて本社へ飛ばした時代もあったのです。
もっと昔にも伝書鳩によるエピソードがありました。フランスの話です。第一次大戦の激戦地になったフランス・ベルダンには一羽の鳩を顕彰するプレートがあります。それは包囲された全滅寸前の部隊が助けを求めて伝書鳩を放ちました。この鳩は毒ガスの中を飛び、瀕死で鳩舎に戻ったというエピソードです。鳩は人間を上回る帰巣本能を持っています。帰巣本能というのは家に帰る本能です。よく酒を飲んだ人が途中記憶が無いのに、無事自宅に着いたことがある人も多いと思いますが、これもひとつの帰巣本能でしょうか。
しかし鳩はやはり平和を象徴する鳥として、大空を羽ばたくのが似合いますね。

消えたい

2018-05-13 22:02:35 | Weblog
仕事の中でミスは付き物ですが、消えたいほど恥ずかしい失敗は、アナウンサーという仕事がらインタビューしている相手に呼び掛ける際、つい名前を間違えた時。これは消えたいほどの恥ずかしさです。そばにどこでもドアがあるわけではないから消える訳にはいきません。また、忍者でもありませんしね。
さて子供の頃、透明人間になりたいと思ったことありませんか?「自分からは見えても人からは見えない」確かにこれは最高です。これが実現したら世の中クチャクチャになってしまいます。しかし、その透明人間の思いを実現している町並みが京都や金沢、所謂、小京都にあります。紅殻(べんがら)格子の町並みです。この紅殻格子は町を歩く人には、部屋の中は見えず、部屋の中からは外の通りが良く見えるのです。
これを建築の技法として取り入れた日本の建築技術はすごいですね。

歌合戦

2018-05-12 19:42:09 | Weblog
今日は東海ラジオのカラオケ大会の予選会の仕事でした。出演される皆さんの歌の上手さは、昔に比べて雲泥の差ですね。もちろんカラオケを楽しむ人達の年令からすればプロを目指すことはないでしょうが、若い人の中にはプロを目指し、そして紅白歌合戦がひとつの目標だという人も大勢いることでしょう。
さて紅白といいますが、紅と白は本当に対称の言葉でしょうか。「赤」は名詞の上に付くことで強調として使われ「すべての」「すっかり」「明らかな」などの意味を持っています。そしてまた、赤は明暗の「明(あか)」と同一語原です。「暗(くら)」の黒(くろ)に対する語と言われていますから、紅白歌合戦よりも「赤黒歌合戦」のほうが対抗意識がわくかも知れませんね。
とは言っても、現在の紅白歌合戦は対抗意識はそれほどあるように思えませんがね(笑)。