フリーアナウンサー 松原敬生の『今日のエッセイ』

思っている事、感じている事などを自由に綴ります。

雨量と降水量

2016-06-09 23:17:29 | Weblog
ニュースは聞き流しても、その後の天気予報は食い入るように見る人がいます。確かに自分の生活に直接関係するだけに、しっかりとチェックするのでしょう。また、最近の天気予報は抜群の的中率ですからね。
ところで天気予報の中で、降水量と雨量と両方が使われます。どこが違うかわかりますか?雨量というのは、まさしく降った雨の量のことです。1時間単位と24時間単位の2種類のデータが発表されます。その単位はミリメートルです。もうひとつの降水量ですが、こちらも雨量と同じように雨の降る量を測定することに違いはありません。しかし、雨の他の要素が含まれるのです。雨以外に空から降ってくるものがありますね。「海辺のカフカ」(村上春樹)では空から魚が降ってきますが、それは含まれませんが、雪、あられ、みぞれ、ひょうなど、こうしたものをすべて含めたものを「降水量」と表現しているのです。
ですから、降水量という言葉が出てきたときは、雨以外の何がが降ったと思って下さい。

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