鍋の季節

肌寒くなってくると、頭に浮かぶ料理はやはり鍋でしょう。鍋をイメージすると心まで温まります。ブータン国王夫妻が来日されてから、幸福とか、幸せが話題になっていますが、親しい友達や家族と鍋を囲むことも幸福を感じるひと時だというコメントもあります。
鍋料理はこうした状況もさることながら鍋料理そのものも魅力です。鍋ごとテーブルに運んでくればそれが鍋料理になるように、捨てる材料が少なくていろんな食材を楽しめます。そしていろんな食材によって栄養をバランスよく摂取出来る料理なんですね。全国各地にはその土地ならではの鍋があります。
昨日はやはり鍋料理での忘年会で、秋田名物の「きりたんぽ」を楽しみました。鍋料理は中身に関係なく色んな食材を使ったバリエーションが多くなっています。その中で冬の鍋の王様といえば、やはり「フグ」ですね。歯ごたえのある身や皮、うぐいすと呼ばれるゼラチン質の口には独特の味わいがあります。身の脂肪分はタイやヒラメの10分の1以下と少なくコラーゲンが多くて肉には弾力性があるのはこの為です。
こう書いている内にフグ鍋を食べたくなりましたが、やはりなかなかフグは手に届きませんからねぇ。