フリーアナウンサー 松原敬生の『今日のエッセイ』

思っている事、感じている事などを自由に綴ります。

通勤時

2019-01-09 23:50:36 | Weblog
前の20世紀から21世紀に変わる頃には、66パーセントの人が自動車で通勤していました。この頃がラジオの全盛期でした。つまり車の中でラジオを聞く機会が本当に多い時代です。ラジオ局に勤めるものとしては鼻高々でした。アナウンサーとしては、タクシーに乗ってヒトシャベリした時に、名前を当てられることがたびたびありました。それくらいラジオが浸透していた時代ですね。データでも通勤時の過ごし方でもっとも多かったのは、「ラジオを聞く」でした。それが今や、タクシーに乗ってもラジオは流れていません。
また、自家用では、テレビの音を聴いたり、子供達の為にビデオを流したりとラジオが忘れられたような状況です。ラジコという新しい手段が登場していますが、ラジオの救世主になることができるでしょうか。