フリーアナウンサー 松原敬生の『今日のエッセイ』

思っている事、感じている事などを自由に綴ります。

諺の変化

2018-10-04 23:44:48 | Weblog
「情けは人の為ならず」という諺の本来の意味は、情けをかけるとかけた人だけでなく、自分にも為になることですが、最近は情けをかけるとその人の為にならないという意味の変化になっています。
しかし言葉の変化だけでなく、他人に対する情けのかけ方、というより他人に対する気配りがおざなりになっています。心の底に、他人に対して何かしても自分にとって何にも良いことが無いと思いこんでいるのでしょうか。
そんな思いの人にやってほしいことがあります。お風呂に入っていてまわりのお湯を自分の方にかき集めると、いつの間にか脇からお湯は流れてしまいます。反対に自分の近くのお湯を前に出して行くと知らず知らずのうちに脇の方から自分の方へお湯が入ってきます。つまり人に尽くせば必ず自分も満たされるものです。これを覚えておいて下さい。