フリーアナウンサー 松原敬生の『今日のエッセイ』

思っている事、感じている事などを自由に綴ります。

非常警報

2016-05-19 23:41:44 | Weblog
熊本などでは地震警報の後、避難している人達から心の避難警報が発せられています。これをどう受け止めるかが、すべての日本人の責任です。
ところで、行政では待機児童問題が大きい議題になっています。その中で0才児の保育問題でふと考えてしまいます。母親が働かなければと思う気持ちはわかりますが、しかしそんな頃から母親の温もりを手放す時間が多くて良いのかと。このまま幼稚園、小学校へ進みますが、そうした生活の中で我が子が出す「心の非常警報」を的確に受け止めることが出来るかと思うのです。子供とは日頃から緊密な交流を心掛ける必要があります。子供がある程度成長するまでは、肌の触れあう時間を出来るだけ多く持っていることが大切なんですね。
かつては、といっても私の子供の頃は、誰もが幼稚園へ上がる前は親の背中をみながら、親のまわりをチョロチョロしながら、無言の会話をして絆を育んだものです。姿をお互いに見えるところで生活して子供の警報を受け止めていましたよ。