ドッグタグ

サラリーマンたちが昼食時にスーツの上着を着ない季節到来です。最近こそクールビズの影響で様々なカラフルワイシャツも見られますが、一昔前にはオフィス街には真っ白なワイシャツ姿が溢れていました。また、その当時と決定的に違うのは、それらの男性サラリーマンはほとんど名札を下げて歩いています。会社へ入る際の身分証明のようなタグです。アメリカではドッグタグと半ば自虐的に呼ばれているようです。日本の場合はセキュリティ的な発想ですが、海の向こうではファッションとして受け入れられた時期もあるようです。
さて、日本では企業が大きくなり、社員数も多くなると、受付やガードマンさんもすべての社員を把握するのは難しくなっていますし、外注も活発になり、短期の就業者も少なくありません。
それにしても不思議なものですね。かつては四月にもなると、真新しい名札をつけた児童達の姿が季節を感じさせてくれたものですが、防犯上の理由から名札をつけさせないようです。そう、迂闊に声をかけて親御さんに睨まれないように。