人間の設計

今週は公開録音がめじろ押しです。今日はセントレアのイベントステージで「森昌子インセントレア」の司会でした。司会業も長く勤めているのでステージであがることはありません。しかし大敵は物忘れです。日常の中で当然の如く使っていた言葉が出てこないことがあります。先日も橋幸夫さんとのスタジオインタビューで橋さんが書いた本の紹介で「出版社」という言葉が出て来なくて焦ったことがありました。放送とは関係のない普段では『ほら、あの「アレ」は…なんだっけ？』で済むのですが、放送ではそうはいきません(笑)。記憶力の低下は確かに訪れるのです。
専門家によるとこの現象は人間が現代のような長寿を前提に設計されていないことからおこるのだそうです。神様ももう少し長寿を予想して置いてくれたらよかったですね。ですから、最近は出演者との打ち合わせの際に、分かっている筈の言葉でも書いて見るようにしています。流石に書くという一手間を増やすことで本番は乗り越えることができますね。