フリーアナウンサー 松原敬生の『今日のエッセイ』

思っている事、感じている事などを自由に綴ります。

冬至

2013-12-22 19:30:44 | Weblog
今日は一年で一番昼が短い日の冬至です。冬至の日に欠かせないものとしてカボチャとユズ湯があります。夏野菜なのに何故カボチャなんでしょうか。この時期には野菜が不足しがちです。となるとビタミンの摂取量が足りません。ですから保存がきくカボチャを栄養源として重要視したと言われています。そのことで冬至にカボチャを食べると中風にならない、長生きできると言われたのでしょう。
一方ユズ湯のほうは、ユズには邪気を払う役目がありユズに含まれる成分で体の芯から温まり風邪の予防になるとされました。また皮膚の保護の役割があり、寒さから肌を守ってくれるからです。
言い伝えの中にもこうした科学的根拠が潜んでいることがあるのです。単に日本の風流と聞き流さないようにして欲しいですね。またこうしたことを実践して子供達に日本の和の伝統を伝えて、季節を感じる意識を強く持ち四季折々の営みを覚えさせて欲しいものです。そこに先人達の知恵が詰まっていますからね。