フリーアナウンサー 松原敬生の『今日のエッセイ』

思っている事、感じている事などを自由に綴ります。

先人の知恵

2013-12-12 23:16:12 | Weblog
一説には今日、12月12日にあの天下の大盗賊、石川五衛門が釜茹でになり処刑された日だと言われています。その言い伝えから、犯罪防止のおまじないとして、12歳の12月12日生まれの子供に長い紙に「十二月十二日」と書いて貰い、蔵などに逆さまに吊るしておくと盗賊が盗みに入らないとされていました。盗賊が屋根から逆さまになって侵入しこの「十二月十二日」が目に入ると「あっ、今日は石川五衛門が処刑された日だなあ」と思い、「ヤバい」と退散するわけです。これが通じたかどうかはわかりませんが、なかなかユニークな考え方ですねぇ。
こうした考え方は日常の生活に随所に現れます。例えば、縁起の良い初夢を見る為に「一富士、二鷹、三茄子」の絵を枕の下に入れて寝たりします。結果は全くわかりませんが楽しいです。もう一つ、子供に習い事をさせる年齢は6歳が良いと言われるのも、片手の指を折って数字を表す時に6は小指を立てます。それを子供が旅立つを意味すると考えて6歳が良いとなりました。
紹介しながら先人達の知恵が改めて凄いと思いましたね。